[リングサイドの目]2025.2.25
堤聖也vs比嘉大吾! トップ選手の感想!

WBA(世界ボクシング協会)バンタム級タイトルマッチ、王者の堤聖也(29=角海老宝石)対同級4位の比嘉大吾(29=志成)の一戦が24日、有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 11」で行われた。
4年4ヶ月ぶりのライバル対決は、早くも年間最高試合候補の声も出たダウン応酬の大激戦となった。会場に来ていたトップ選手に感想を聞いた。
■OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者
■佐々木尽(八王子中屋)
「お互いに一度、戦ったということ、普段から仲が良いということもあり、相手の癖だったり、やってくることがお互いにわかっていたりして、なかなか当てはめるのは難しい試合になっているなと思いました。4ラウンド目のバッティングは(試合を)止められてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしました。ダウンシーンには本当に痺れました。最高に盛り上がった試合を見ることができて良かったです」
■元WBO世界ミニマム級王者
■谷口将隆(ワタナベ)
「戦前の予想通り、激しすぎる試合で、その中でも印象に残ったのは、堤選手のちょっとした距離の取り方、連打を出す時のスイッチのスムーズさ、ですね。それに対して、比嘉選手は堤選手が前に出てきた時に一瞬下がった後に空間を作ってその後、すぐに前に出て距離を潰して連打を遮断したこと、それも強く印象づけられました。また、堤選手の攻撃をブロックした後のリターンに対する意識の高さなど、お互いのレベルの高さが垣間見えて素晴らしい試合でした!」
■WBC世界フェザー級10位
■阿部麗也(KG大和)
「堤選手の気持ちの強さを改めて感じました。カットで焦りが出て、流れが変わるかと思いましたが、そこから後半盛り返して、ダウンの応酬もあり、ボクシングの面白さが詰まった試合でした!」
■日本Lフライ級王者
■川満俊輝(三迫)
「大吾の試合は言っていた通り、気持ちと気持ちのぶつかり合い、殴り合いになったので、2人の根性、気持ちを感じる感動する試合で、刺激をもらいました。2人とも強かったです」
■日本Sバンタム級1位
■石井渡士也(RE:BOOT)
「比嘉選手の相手を引き寄せての相打ちのジャブは、堤選手にとってやりづらい展開だと思いました。一番はお互いの根性がすごかったことです。堤選手も右目が血で見えない中、多彩なコンビネーションやダウン後にダウンを取り返すなど、相当な気持ちでないと出来ないことだと思います。技術と根性の両方が目立った試合だと思いました」
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