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世界2階級制覇を目指して、ライトフライ級に主戦場を移した元ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)が13日、横浜武道館で開催された「Treasure Boxing Promotion 7」で、パイ・パーロップ(41=タイ)と111lb(50.3kg)契約8回戦で対戦した。
相手の老獪なボクシングを粉砕
頭の位置を微妙に変えながら、タイミングを図って右を返して、ダメージを最小限に留めるパイに対して、ボディ、アッパー、ストレートと左を打ち分けて、距離を詰めた谷口がテンポよく攻めた。被弾はガードとステップで回避した谷口。試合を決めたのは、6回の谷口の左ボディ。パイが出てきたところにカウンターで左ボディが入ると、うずくまったパイは立ち上がれず。10カウントが数え上げられた。
左ボディで勝負あり
左ボディで快勝した谷口は、「無事クリアできて、ホッとしている」と、安堵の表情を浮かべた。「相手は一発がある選手だから、そこをしっかり避けて、崩していくことを心掛けた」と述べ、記者には「マタドールのように避けて、ボディを打つのは得意」と笑顔でおどけてみせた。
KO決着でご機嫌の谷口将隆
勝負を決めた左ボディは、「練習の時から準備していた。あんまり感触はなくて、『アッ倒れた』と思った」と振り返り、足元から拳までの力の伝達を意識したことを明かした。
次戦は12月!世界前哨戦。
今後に関しては「今日いい試合をすれば、伊藤雅雪代表がチャンスを作ってくれると聞いています。どうでしょうかー」と伊藤代表に真意を問うと、「谷口は、12月にほぼ試合が内定していて、その試合に勝てば、もう一度世界に行ける、世界前哨戦のような試合になる」と、マタドールの期待に笑顔で返した。