それぞれの近況

　いよいよ拳を交えるまで一週間を切った、マニー・パッキャオ(比)対ティモシー・ブラッドリー。6月9日(日本時間10日)米国ラスベガスでWBO世界ウェルター級王者パッキャオのタイトルにWBO世界スーパーライト級王者のブラッドリーが挑戦する形で行われる王者同士の戦いのオッズはいつもながらパッキャオ有利と出ているが・・・

※前座にも注目!!勝ち予想、まだまだ受付中!

　パッキャオのフィジカルコーチであるアレックス・アリザ氏がフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)と合流するためにフィリピンキャンプ離れ、フレディ・ローチ・トレーナーが激怒したことはボクモバニュースでも伝えた。その後、場所を米国に移しローチ氏が経営するワイルド・カード・ジムで再び合流し、遺恨は修正されたかとみられていたが、現在も遺恨は続いているようだ。
　数日前に米国で放送されたテレビインタビューでローチ氏はアリザ氏を試合当日コーナーには立たせないことを明言。そして、パッキャオにアリザ氏との契約を解除するように直訴すると語っているように2人の関係は泥沼化しているように見える。また、パッキャオのアドバイザーを務めるマイケル・コンツ氏もジムが重い空気が包まれていると話している。パッキャオのトレーニング・スケジュールには影響はないであろうものの、チーム内でこのような遺恨があってはパッキャオにとって不安材料。

　もう一つパッキャオに関して気になることがある。米国に戻ってから専属のスピリチュアル・アドバイザー(占い師)なる人物がパッキャオのそばやジムを出入りしている。この人物がどういったことをしているのかは不明だが、パッキャオの信頼を得ているようだ。日本でも女性芸人がワイドショーをにぎわせていたが・・・

　一方、挑戦者となるWBO世界スーパーライト級王者ティモシー・ブラッドリー陣営は押せ押せムードが伝わってきている。今回のパッキャオ戦に勝利した場合、11月10日に再戦することを早くも発表した。ブラッドリーは今回の試合の勝利に100%の自信があるようで、自らポスターまで作成した。「最初に1、2ラウンド様子をみれば相手の動きがわかる。その後は手の出しようがないぐらいパッキャオを追い詰める自信がある。パッキャオの過去の対戦相手はお金のために戦っていた。私はパッキャオを潰すために戦う」自信と覚悟の違いと訴えたブラッドリーは調整も順調で試合当日が待ちきれない様子だ。

　戦いまであと6日。取り巻く環境や雰囲気が勝敗に影響するのか?パッキャオ対ブラッドリーの戦いの結末はいかに?!