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WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
2012年6月9日(土) 23:00開始
会場:ラスベガス(米)
マニー・パッキャオ
WBO世界ウェルター級王者
マニー・パッキャオ(45=比)
VS
ティモシー・ブラットリー

パッキャオが保持するWBO世界ウェルター級王座の4度目の防衛戦として行われる。ブラッドリーはスーパーライト級ではWBCとWBOで7度の世界戦を経験(6勝1KO1無効試合)している。10年7月にはウェルター級で世界ランカーのルイス・カルロス・アブレグ(亜)に12回判定勝ち、すでに試運転を済ませている。身長168センチと小柄な右ボクサーファイター型で、スピードとパンチの回転力には定評がある。
ホルヘ・アルセ
WBO世界バンタム級王者
ホルヘ・アルセ(45=メキシコ)
VS

WBO世界バンタム級王者のアルセはノンタイトル戦でロハスと拳を交える。ロハスは6年のプロ生活で20戦18勝(13KO)1敗1分の好戦績を収めているが、まだ最長でも8回までしか戦った経験がない。16年のキャリアで68戦60勝(46KO)6敗2分、世界戦だけでも26戦(22勝16KO4敗)を誇る手練のアルセに立ち向かうには心もとない。西岡利晃(帝拳)、ノニト・ドネア(比/米)、リゴンドー、アブネル・マレス(メキシコ/米)らスター選手が揃ったスーパーバンタム級に再参入を狙うアルセ。ここは豪快なKO勝ちが一番のアピールになるはずだ。
マイク・ジョーンズ
マイク・ジョーンズ(米)
VS
ランドール・ベイリー
ランドール・ベイリー(米)

セミファイナルでは、アンドレ・ベルト(米)が宿敵ビクター・オルティス(米)との再戦に臨むために返上、空位になったIBF世界ウェルター級王座の決定戦が行われる。
 26戦全勝(19KO)のジョーンズは身長、リーチとも183センチの文字通りの大型ホープ。北米王座や米大陸王座などを獲得し、満を持して世界取りに臨む。強豪ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)との連戦で逞しさを増しボクシングの幅も広げているだけに、順当ならばベルトを腰に巻くシーンが見られるはずだ。
 ただし、スーパーライト級の元世界王者ベイリーが42勝36KO(7敗1無効試合)という強打者であることを考えると予断は禁物ともいえる。特に中盤までは緊迫したパンチの交換が予想される。 37歳の元王者のスタミナと集中力に陰りが見え始めてからがジョーンズの勝負どころか。
VS

シドニー、アテネと五輪連覇のリゴンドーは31歳のサウスポー。9戦全勝(7KO)とプロキャリアは少ないが、その実力は同じクラスのノニト・ドネア(比/米)や西岡利晃(帝拳)らと比較されるほど。暫定王者時代も含めこれが3度目の防衛戦となる。
 ケネディは昨年8月に初黒星を喫し、今年1月の試合でも引き分けと生彩を欠いているが、スピードとテクニックに定評のある25歳の技巧派。

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