4戦全勝(4KO)の山ア裕生(23=大橋)は、12月12日(木)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル126」で2023年度全日本スーパーバンタム級新人王の武藤涼太(19=松田)と空位の日本ユース・スーパーバンタム級王座を争う。
昨年6月にデビューしてから、KOを量産している山アは、当初の目標だった日本ユース王座に狙いを定めた。早くプロで活躍したい思いが強かった山アは、大学3年(東洋大学)で中退し、プロに転向。大学卒業後にプロ入りをしているライバルを意識しているようだ。
■日本ユース王座戦が決まりました。以前から狙っていたタイトルでしょうか?
山ア はい。自分は大学を中退したのですが、卒業してからプロに転向したら(年齢的に)目指せなかったタイトルです。獲れば、日本ランキングに入れるので、狙っていました。試合の話を聞いた時はワクワクして、テンションが上がりました。
■今年4月に試合をしてから少し間隔が空きましたが。
山ア ユースタイトルマッチができるかもしれないということで、なかなか相手が決まらなかったようです。夏頃から意識していました。
■対戦相手の武藤選手の印象を聞かせてください。
山ア 若くて、去年の新人王で勢いがあります。長身ですが、多彩なコンビネーションがあり、ロングも近距離もできる選手で、良いボクサーです。そして、相手は8ラウンドの試合を経験しているのでキャリアがあります。
■前回の試合、倒しましたが効かされる場面もありました。
山ア 見えないパンチをもらい効かされましたが、良い経験になりました。
※今年4月にワランチャイ・ブージャン(タイ)に3回KO勝ち
■5戦目で初の日本人選手との対戦になります。
山ア アマチュアで、ずっと日本人とやっていますからね。ただ、燃えますよ。これまでは勝って当たり前と思われている試合だったので、次戦はしっかりと勝って実力を証明したい。次戦を勝つと負けるでは、今後大きく変わってくるので落とせない一戦です。
■大橋ジムでも同世代の選手がいますからね。
山ア 大学を卒業した同級生が入ってきました。自分の方が早くプロに入ってきているので、絶対に負けるわけにはいきません。