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日本時間10日の午前中に、元4階級世界制覇王者のノニト・ドネア(比/米)を相手にリベンジマッチに挑む元2階級制覇王者のビック・ダルチニャン(アルメニア/米)と前日計量を終えた直後に遭遇。現在の心境を聞いた。
決戦の日を翌日に控えた9日、米国テキサス州の前日計量会場でダルチニャンと遭遇した。10日のテキサス州で開催される「トリプルヘッダー」は、世界戦を含むビッグマッチが3試合予定されているとあって、米国人記者をはじめ、多くの外国人記者が会場入りしている。そのため、選手への取材の機会は限られている。そんな中、セミファイナルで行われるフェザー級10回戦に登場するビッグ・ダルチニャンは125.7ポンド(約57.0キロ)と制限体重の126ポンド(約57.1キロ)を割り込んでクリアし、意気揚々と会場を後にしようとしていた。
計量はアンダーでクリア
WBC世界バンタム級王者で、10日に日本で防衛戦のリングに上がる山中慎介(帝拳)と昨年4月に拳を交え、判定の結果に涙をのんだダルチニャンは「明日は6年前のリベンジのリングだ。ドネアをノックアウトしにテキサスに来た」と、一気にまくしたてた。また、同じ日に山中が日本で防衛戦のリングに上がることを伝え聞くと「山中にもリベンジをしないといけない。でも、次は日本ではなく違う場所で試合がしたい。もう一度やれば絶対に俺が勝つに決まっている」と、言い放った。
軽量級の最戦線で大暴れしてきたダルチニャンを倒して名を挙げたドネアと山中慎介は今、バンタム級からフェザー級にかけて最も注目されるスターボクサーとなった。「やられたらやり返す」今、ダルチニャンがリベンジに燃えている。