高山がIBFタイトル挑戦

　26日夜関西国際空港にて、3月30日にIBF世界ミニマム級王者・ヌコシナチ・ジョイ(南ア)に挑む、同級1位の高山勝成選手が、敵地南アフリカへ飛び立つ直前に会見を開いた。

　関西国際空港の待合室に現れた高山は、過去4度延期したこの試合の実現がいよいよ近付いた、と高揚感を漂わせ、記者団に対し「(現在の体調は)万全です、久しぶりに、完全な状態で試合が出来るので楽しみです。」と自信を覗かせた。ジョイ対策は?の問いには「前回の試合(※11年1月)で得た感覚では、左右のスピードは勝っていたので、そこを重点的に練習しました」と言う。
※2011年1月29日、元WBC・WBA世界ミニマム級王者で、09年に引退届けを提出しているIBF同級1位の高山勝成が指名挑戦権を得て、王者ヌコシナチ・ジョイ(南ア)に挑んだが、試合は3ラウンドの偶然のバッティングにより高山が右即頭部を負傷。レフェリーが試合を止め、無効試合となった。

　試合会場は敵地南アフリカ、それも王者ジョイの地元イーストロンドンだが、「覚悟を決めて、向こうに着いたら何事にも動じないようにしようと思います。」とアウェイの戦いにも強い気持ちで挑むと強調した。
　トレーナーの中出氏は「今回は恐ろしい程に高山は強くなってるよ、実際ジョイは強いけど正直100%の自信があるよ、期待してて下さい!」とIBFは国内未公認団体ではあるが、高山自身3団体目となるIBF世界タイトルを持ち帰ることを誓った。