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[記者会見]2024.4.17

京口紘人が韓国で世界前哨戦!

第6回Treasure BOXING

 元世界2階級制覇王者の京口紘人(30=ワタナベ)が17日、都内のワタナベジムで開かれた記者会見に出席し、次戦に向けた意気込みを語った。

 京口は、5月11日(土)、韓国PARADISE CITY GRAND BALL ROOMで開催される「Treasure Boxing 6」のメインイベント、フライ級10回戦でIBF(国際ボクシング連盟)フライ級9位のビンス・パラス(25=比)と対戦する。

 両者は、2018年5月に京口が保持していたIBF世界ミニマム級王座を懸けて激突。その際は判定勝ちで、京口が王座防衛に成功した。

  イベントのチケットは、本日(17日)からTreasure BOXING PROMOTIONのホームページで販売開始。試合の模様は、U-NEXTで午後3時からライブ配信される。

パラスと6年ぶりに再戦
 会見の冒頭、Treasure Boxing PROMOTIONの伊藤雅雪代表は「パラス選手は、2人の日本人選手に勝っている選手で、京口選手との再戦を強く希望した」と、対戦に至った経緯を説明。当初は、IBF世界フライ級挑戦者決定戦にするべくIBFと話し合いをしてきたが、IBF王者のジェシー・ロドリゲス・フランコ(24=米)が、6月29日(土)にWBC世界スーパーフライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)に挑戦するため王座を返上予定だ。

IBF世界フライ級新王者に優先的に挑戦

 そのため、上位ランカーによる王座決定戦が行われる模様で、IBF同級4位の京口は新チャンピオンに優先的に挑戦できるよう約束を取り付けたという。「次戦を勝って、年内に世界戦に持っていきたい」(伊藤代表)
「世界戦に向けた最後のステップ」
 6年ぶりにパラスと拳を交える京口は、「お互いに階級を上げて、世界ランカーという立ち位置での試合。自分は世界3階級制覇という目標を掲げて、フライ級に上げてチャレンジしている。次は(世界戦に向けた)最後のステップとなる一戦」と次戦の位置づけを示した。
「返り討ちを果たす」
 あらためて相手の印象を聞かれた京口は、「パンチ力があり、大きなフック系のパンチや独特のタイミングで出るジャブが良い」と警戒。その上で、「陣営ともディフェンスの意識しながら取り組んでいる。パラス選手は、日本人選手に勝っていて評価が高く、前回の試合では初めてダウンを奪われた相手。強いのはわかっている。良い内容で勝って返り討ちを果たし、世界まで突っ走る」と意気込んだ。
フライ級の体にしてきた
 昨年5月にフライ級に転向し1年が経過し、フライ級で戦える体を作ってきた。「体作りを徹底してきた。フィジカルが強くなり、パンチ力がついた」と進化に自信を示した。会見後、プロモーション用の写真撮影をするため、着ていたジャケットを脱いだが、一回り大きくなり、フライ級仕様の体つきになっていた。
谷口将隆との競演は7年5ヶ月ぶり
 同門で、プロボクサーになってから切磋琢磨してきた元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ)と同じイベントに出るのは、2016年の大晦日以来、約7年5ヶ月ぶりだ。「『お互いに世界チャンピオンになって、同じ興行に出られたらいいね』と話していた。デビューから頑張ってきて、2人とも世界チャンピオンになって、と。今回は違う形だが、同じイベントに出れるのはうれしい。ここを勝って、もう一度世界のベルトを巻く」と、王座返り咲きに力を込めた。

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