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[来日取材]2024.2.18

ジェルウィン・アンカハスが来た!

 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級9位のジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)が18日、来日を果たした。

 元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級王者で、世界2階級制覇を目指すアンカハスは、2月24日(土)、両国国技館で開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第7弾」のメインイベントで、王者の井上拓真(28=大橋)に挑戦する。
3度目の来日
 かつて山中慎介氏や亀田興毅氏のスパーリングパートナーを務めたアンカハスは、今回が3度目の来日。フィリピンから4時間かけて到着したアンカハスは、「とても快適なフライトだったよ」と笑顔を見せて囲み取材に応じた。

 この試合に向けて米国ラスベガスで10ヶ月、フィリピンで3ヶ月にわたりトレーニングしてきたようで、井上と同じ体格のパートナーとのスパーリングを重ねてきた。
「KOで勝つ」
 拓真の印象を聞かれたアンカハスは「兄(井上尚弥)と似たスタイルで、良い選手」と話すと、「良い試合をしてKOで勝ちたい」と自信を示した。

 スーパーフライ級王者時代、当時のWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(30=大橋)との王座統一戦の話も持ち上がったが、実現しなかった。「当時は、同じ階級のチャンピオンだったので、もしかしたら対戦するかもしれないと聞いていたのでワクワクしていたが、実現せず階級も変わった。ビッグネームになった彼の活躍を見ていてうれしい」。
IBF世界Sフライ級王座を9度防衛
 スーパーフライ級の王座を陥落した後は、バンタム級に転向し世界2階級制覇を狙う。アンカハスは「スーパーフライ級では、体重を落とすのがかなりきつかったが、今はバンタム級で無理せずに減量ができて試合に臨めている」と、万全のコンディションをアピールした。
「フィリピンにベルトを持ち帰る」
 「フィリピンは今、世界チャンピオンが不在。必ず勝ってベルトを母国に持ち帰るという強い気持ちが最大の武器だ」と静かに闘志を燃やした。物静かだが、非常に落ち着いており、元世界王者の風格を感じさせた。

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