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[試合後談話]2023.12.16

関西戦士がタイトル戦をアピール!

 日本ユース・スーパーバンタム級王者の津川龍也(23=ミツキ)が16日、大阪堺市産業振興センターで開催された「ミツキ杯 SURVIVE.26」のメインイベントに出場。

 56.0kg契約8回戦で、プリンス・アンドリュー・ラウリオ(24=比)と拳を交えた。
圧勝!
 初回から津川がシャープなジャブで組み立てると、左ボディでダウンをゲット。立ち上がったラウリオに迫ると、左ボディでダウンを追加。最後も左ボディで倒したかに見えたが、レフェリーはローブローと判断。ラウリオはゴングに救われた。2回、津川は左右フックで下がらせてパワーでも差を見せると、左ボディでキャンバスに沈めた。
「上のタイトルを目指す」
 圧巻のKO勝ちを飾った津川は「最初は様子を見る予定だったが、ジャブで下がったので、練習していた左ボディを狙った。サンドバッグ全力打ちのトレーニングでパワーアップした。今年3戦すべてKO勝ちすることができた」と納得の表情を見せた。

2023年、3戦全勝(3KO)

 「日本ランキング6位で、WBO-APランキングは3位。来年、チャンスが来たら上のタイトルを獲りにいく」と抱負を語った。
竹嶋宏心(KWORLD3)が存在感を示す!
 日本ライト級11位の竹嶋宏心(28=KWORLD3)は、ライト級8回戦でイアン・サンパン(比国)と激突。竹嶋は、前の手で揺さぶりをかけながらサンパンを惑わせると、ワンツーを好打。じっくりとダメージを与え、7回に右ストレートから連打で豪快に倒した。
「アジャストしてきた」
 8戦全勝(7KO)のサンパンに何もさせなかった竹嶋は「練習してきたことが全て出せた。感覚が戻ってきてプロ仕様にアジャストしてきた」と、会心のKO勝ちにニッコリとした。今年4月に岡田隆志トレーナーとコンビを組み、バランスの修正に取り組んできたことが形となった。

 来年、開催されるアジア最強ライト級トーナメントに興味を示しつつ、「(出場するかは)秘密です。どうするかはジムと話して決めたい」と語った。
野中悠樹(ミツキ)がKO勝ち
 元WBOアジアパシフィック・ミドル級王者の野中悠樹(46=ミツキ)は、スーパーミドル級8回戦でパトゥエアン・シクン(タイ)と拳を交えた。サウスポー野中は、ジャブから左ボディストレートを差し込みペースを掌握。2回、パンチを交錯した際、パトゥエアンはバランスを崩して倒れ込むと、右足を負傷。試合に応じることができず、野中がTKO勝ちした。

7年ぶりのKO勝ち

 7年ぶりにKO勝ちした野中は「倒したわけではないので…。自分から崩していき、これからというところだった。ちょっと拍子抜けですね」と苦笑いを浮かべた。それでも1年で3試合と精力的にリングに上がった。「3ヶ月ペースで試合ができたことがプラス」。

 12月10日の誕生日で46歳を迎えたベテランは「まだまだやれるところを見せたい」と王座返り咲きを誓った。

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