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[前日計量]2023.11.3

フライ級秋の陣!

 日本フライ級タイトルマッチの前日計量が3日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で行われ、王者の飯村樹輝弥(25=角海老宝石)と同級12位の村上勝也(29=名古屋大橋)が計量会場で顔を合わせた。

 試合は、明日(4日)、後楽園ホールで開催される「第8回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントとして行われる。
「心身ともに仕上がった」
 初防衛戦を迎える飯村は、300gアンダーの50.5kgでクリアした。計量後に囲み取材に応じると、「心身ともに仕上がった。今のところ初防衛戦の硬さもない」と時折、笑顔を見せるなど、万全のコンディションをアピールした。

 「スラッとしていてスマートだった」と横に並んだ挑戦者の印象を語ると、「リカバリーして、どのくらい大きくなってくるのか。そこもイメージしながら当日を迎えたい」と意気込んだ。
「倒しにいく」
 「"個"の力を高めてきた」と左の精度を強化し、パンチをより打ち込むことを意識して取り組んできた飯村。「明日の試合を勝って次のチャンピオンカーニバルでも勝ってこそ、本当のチャンピオン。明日は圧倒的に勝つ」と王者として力の差を見せるつもりだ。
「ワクワクしている」
 続いて秤に乗った村上は、100gアンダーの50.7kgでパスした。名古屋から乗り込んできた村上は、「初めてのタイトルマッチで、初の後楽園ホールでの試合。ワクワクしている」とビッグチャンスに胸を躍らせた。

 「ディフェンス、攻撃、カウンター。どれをとっても穴のない選手」とチャンピオンを分析。その上で、「挑戦者らしく攻めたい。考え過ぎず楽しんで戦いたい」と先手を奪っていく。
「やっときたチャンス」
 2019年3月の試合でランカーを撃破し、ようやく掴んだタイトルマッチの舞台だ。「なかなか回ってこない中で、やっときたチャンス。応援してくれる人たちにベルトを見せて喜んでもらいたい」と言葉に力を込めた。

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