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[試合後会見]2023.9.22

京口紘人! 伝家の宝刀が炸裂!

 前WBA(世界ボクシング協会)フライ級スーパー王者の京口紘人(29=ワタナベ)が22日、後楽園ホールで開催された「DANGAN260」のメインイベントに出場。フライ級10回戦でフィリピン・フライ級1位のジャーベン・ママ(26=比)と対戦した。

 「今回は、倒すことにこだわる」とKO宣言した京口は、観客の期待に応えることができたのかーー。
有言実行!
 5年ぶりに後楽園ホールのリングに上がった京口が、圧巻の内容を見せた。初回から京口はガードを固めながら、プレスをかけて左ボディ、左フックを好打。ママの返しのパンチをブロックした。3回、京口は左ボディを突き刺し、ママの動きを止めると、左アッパーをジャストミート! 痛烈なダウンを奪い、10カウントを聞かせた。
「左アッパーは自然と出た」
 得意の左アッパーで試合を終わらせた京口は「ボディを嫌がっているのがわかった。左アッパーは、いろいろと練習してきた中でのパンチで、ナチュラルに出た。感触があった。もっとやりたかったこともあるが、久しぶりのKO勝ちは気持ちがいいですね」と笑顔を見せた。

 京口が初めて後楽園ホールのリングに上がったのは4戦目の2016年11月。初回わずか33秒で仕留めたが、その時のフィニッシュブローも左アッパーだった。
「来年チャンスが来たら」
 「ダメージなく終わらせることができて良かった」。25日からスペインとフランスに新婚旅行に出掛ける。

 フライ級転向2戦目でアピールした京口は「(世界挑戦に対しては)焦りはない。来年チャンスが来れば。フライ級の体つきになってきたので、もっとコントロールできれば、さらに良くなっていく」と手応えを感じていた。
「左アッパーは見えなかった」
 一方、力の差を見せつけられたママは「京口はテクニックがある良いボクサー。最後の左アッパーは見えなかった」と肩を落とした。

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