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[試合後談話]2023.9.22

丸田陽七太がライト級で復活!

 元日本フェザー級王者の丸田陽七太(26=森岡)が22日、後楽園ホールで開催された「DANGAN260」ライト級8回戦で、ポンラワット・ナジンダ―(タイ)と拳を交えた。

 昨年5月のタイトルマッチ以来、約1年4ヶ月ぶりの再起戦に臨んだ丸田のパフォーマンスに注目が集まった。
豪快に倒した!
 初回から丸田がジャブを飛ばして、ペースを掌握すると、2回には右ストレートを好打した。勝負が決まったのは4回。丸田は左ボディで相手の動きを止めると、右フックを叩きつけてダウンを演出。立ち上がったポンラワットに迫ると、左ボディでキャンバスに沈めた。
「皆にパワーをもらった」
 再起戦を飾った丸田は「もっと動けると思っていたが、イメージ通りに中盤KO勝ちができて良かった」と及第点を与えると、「昨年の敗戦から約1年、前半は怪我の治療に専念し、体を元の状態に戻すことに時間を費やした。4月に海外で試合が決まっていたが、流れてしまった。ただ、すぐに今回の試合の話が来たので、シフトチェンジした。この1年は長く感じなかった」と、再起までの道のりについて語った。

ライト級でタイトルを狙う

 今後について丸田は「OPBF王座などのタイトルに絡めるよう、ランキングを上げながら、世界に向けてやっていきたい」と、ライト級でタイトルを狙っていくとした。
関根幸太朗(ワタナベ)が勝利
 第2試合スーパーライト級8回戦では、日本スーパーライト級3位の関根幸太朗(25=ワタナベ)と兒玉麗司(23=三迫)が激突。ジャブから単発の右ボディストレートを決める兒玉に対し、関根はプレスをかけながら左アッパー、左フックをヒット。ボディワークとブロックで被弾を回避した関根が積極的な攻撃を披露した。
「平常心で戦えた」
 初の判定勝ちを飾った関根は「KOを狙っていたが、初回に距離を詰めたら相手が固まったので、(KOは)無理だと思った。ただ、ディフェンスを考えながらできたし、8ラウンドでもまったく疲れなかった。最後まで平常心で戦うことができた」と収穫を口にした。

次はぶっ倒す

 コンビを組む伯耆淳トレーナーは「今日はダメージなく、良いボクシングができていた。もう少し強引に行ければ良かったが、今日は良かったと思う」と合格点を出した。
「気持ちの弱さが出てしまった」
 一方、悔しい敗戦となった兒玉は「以前から課題としていた気持ちの弱さが出てしまった。圧力に押されてしまい、負けてはいけない部分で負けてしまった」と唇を噛んだ。

 椎野大輝トレーナーは「『こういった試合はしてほしくない』という展開になってしまった。見えているのにパンチを出せていない。刺し違えても勝つ気持ち。相撃ちでもパンチを出す覚悟と開き直りが足りなかった」と期待するがゆえに、厳しい言葉を並べた。

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