テクニシャン対決! IBFバンタム級挑戦者決定戦

　IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級挑戦者決定戦の前日計量と記者会見が10日、大阪市内のホテルで行われ、同級5位の西田凌佑(27=六島)と同級6位のクリスチャン・メディナ・ヒメネス(23=メキシコ)が対峙した。

　試合は、明日(11日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催される「3150FIGHTvol.6」のセミファイナルとして行われ、ABEMAで全試合ライブ配信される。

　8戦目で世界挑戦者決定戦の舞台に立つ西田は、バンタム級リミットちょうどの53.5kgで秤を降りた。同門で日本ミドル級王者の国本陸(26)が8月5日(土)に2度目の防衛に成功。会場で観戦し、大いに刺激を受けた。「厳しい展開になっても、気持ちで上回る。勝ちに徹する」と言葉に力を込めた。

　勝てば、日本時間8月13日(日)、米国メリーランド州で行われる、IBF世界バンタム級王座決定戦、同級2位のエマニュエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)対同級3位のメルビン・ロペス(25=ニカラグア)の勝者に挑戦する。西田は「絶対に勝って挑戦権を手にする」と、これまで以上に気合いを入れていた。

　拳を交えるメディナは、100gアンダーの53.4kgで計量を終えた。「ここまでしっかりと勝つ準備をしてきた。リングに上がるのが待ち遠しい。自分が世界の舞台に上がるのにふさわしい男だと証明する 」と静かに闘志を燃やした。