バンタム級王座挑戦権を懸けて激突!

　「バンタム級モンスタートーナメント」準々決勝の前日計量が19日、墨田区総合体育館で行われ、日本バンタム級2位の富施郁哉(24=ワタナベ)と増田陸(25=帝拳)が計量に臨んだ。

　両者は、明日(20日)同会場で開催される「DANGAN259」のセミファイナルで激突。試合の模様は、動画配信サービス「BOXING RAISE」で全試合無料ライブ配信される。

　この試合の勝者は、準決勝で日本バンタム級王者の堤聖也(27=角海老宝石)とタイトルを懸けて対戦することが決まっている。

　富施は、4月21日(金)〜5月14日(日)まで米国ラスベガスでスパーリング合宿を敢行。日本時間21日に中谷潤人(25=M・T)と空位の王座を争う、WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級2位のアンドリュー・モロニー(32=豪)のスパーリングパートナーを務めた。「(モロニーは)体が強くて崩しづらかった。良い練習になった」と収穫を口にした。

　「ロングレンジでも近距離になっても対応して、自分が勝つ」と意気込んだ。

　一方、「万全に仕上がった」と、ベストコンディションに自信を示したは増田。「プロでのキャリアは相手の方がある分、慎重に戦う。この大会は自分にとってチャンスなので、しっかりと勝つ」と言葉に力を込めた。

　勝てば日本ランキング入りし、4戦目での王座挑戦となる。ここまで2戦して、いずれも初回KO勝ちの増田がビッグチャンスに闘志を燃やす。