那須川天心と与那覇勇気が計量クリア

　プロボクシングのデビュー戦を迎える元RISE王者の那須川天心(24=帝拳)と日本バンタム級2位の与那覇勇気(31=真正)が7日、都内のホテルに用意された特設会場で、前日計量に臨んだ。

　有明アリーナで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第4弾」の注目カードは、4月8日(土)の18時15分ごろから、プライムビデオでライブ配信される。

　最初に計量台に上がった那須川は、55.3kgで計量を一発クリア。フェイスオフでは、両腕で襲いかかるような構えで顔を寄せた。計量後の囲み取材では「僕の意思を相手や周りに見せられた。生半可な気持ちじゃない」と覚悟を示した。

　明日の試合には、4kgから5kg増量してリングに上がるとした那須川。「水分とって、お母ちゃんのお粥」で、リカバリーすることを明かした。

　記者からの質問にも丁寧に答えた、国民的知名度を誇る格闘家は「気負いもなく、緊張もせず」と現在の心境を述べると「新たな気持ち。第二章。心技体全部揃えてきた。本当の格闘技を見せます」と気持ちを込めた。

　那須川が100グラムアンダーで、計量を一発クリアしたのを確認した与那覇は、ゆっくりと計量台に上がると55.2kgで一発クリア。両手で投げキッスして、イケメンのポーズを作った。

　計量を終えてホテルに戻った与那覇は、「注目される中で計量ができて幸せです」と、多くの報道陣の前で行われた公開計量を楽しんだ様子で、フェイスオフの撮影時に、那須川が顔を寄せてきたことに関して「予想外でしたが、格闘家として、綺麗な瞳をしてると思った。挑発されてるとは思わなかった」と述べ、「倒して勝って歴史的な日にしたい。ヨナハなので、来年からは4月8日を祝日にしてほしい」と笑って電話取材を終えた。

　明日は、与那覇が赤コーナーから日本製ウィニング社の青のグローブを着けてリングに上がり、青コーナーからは、那須川が日本製ウィニング社の緑と白のグローブ着けてリングインする。