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[前日計量]2022.10.19

バンタム級が動く!

 日本バンタム級タイトルマッチの前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の堤聖也(26=角海老宝石)と同級7位の大嶋剣心(27=帝拳)が計量会場に姿を現した。

 試合は、明日(20日)に後楽園ホールで開催される「DANGAN252」のメインイベントとして行われ、
動画配信サービス「BOXING RAISE」で、第1試合から全試合ライブ配信される。

 計量後に行われた写真撮影が終わると、堤は挑戦者を睨みつけ、決戦が待ちきれない様子を見せた。
「相手の開き直りに注意する」
 今年6月に王者に就いた堤は、これが初防衛戦となる。バンタム級リミットを200g下回る53.3sでパスした。「良い体つきで、仕上げてきているなと思った」と、大嶋の印象を語ると、「相手は不利予想なのはわかっているはず。自分もそうだったように、開き直った時の相手は怖い」と警戒した。
「力を証明する」
 赤コーナー側での試合は約4年ぶりだ。迎え撃つ立場となったが、「防衛という意識はない」とキッパリと言い切った。「明日、試合をして勝って力を証明する」。ようやく手にしたベルトを渡すつもりはない。
「ベルトを見て刺激を受けた」
 大嶋は、今年2月の王座決定戦で敗れて以来の再起戦でチャンスを掴んだ。「水抜きが少しキツかったが、しっかりと落すことができた」と、リミットちょうどの53.5sで秤を降りた。

 写真撮影の際、堤の方に掛かっているベルトを見て「輝いているな」とボソッと言ったのが印象的だった。「間近でベルトを見て、刺激を受けた」。
「本来の動きを見せる」
 「(堤選手は)もっとフレンドリーに話してくるのかと思ったが、目がバキバキになっていて、なんだか噛み合わなかったですね」と苦笑い。「前戦は、相手をどう倒すのかばかり考えていて、空回りしてしまった。相手に合わせず、柔らかい動きを見せる。今回は自分との戦い」と持っている力を出し切って、ベルトを奪いにいくつもりだ。
後楽園ホールでゴング!

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