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[帰国]2022.9.18

井上尚弥・拓真が米国から帰国!

 バンタム級3団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)と日本・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の井上拓真(26=大橋)が18日、合宿先の米国ロサンゼルスから帰国。羽田空港で、報道陣の取材に応じた。

 初となる海外でのスパーリング合宿を終えた"モンスター"は「刺激的だった。良いトレーニングを積むことができた」と手応えを感じていた。

 年内に予定されているWBO(世界ボクシング機構)同級王者のポール・バトラー(33=英国)との4団体統一王座戦に向けて、戦闘モードに入ってきた。
トップ選手との充実のスパーリング
 以前から海外でのスパーリング合宿を希望していた井上。「バトラー対策ではなく、モチベーションを上げるために」と、9月6日(火)から2週間にわたり、ワイルドカードジムで汗を流した。

 ワイルドカードジムは、元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(比国)を指導するフレディ・ローチトレーナーが主宰するジムとして知られている。ローチ氏とも会話をしたという。

ワイルドカードジムでのトレーニング

 尚弥は、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級1位のアザト・ホバニシャン(34=アルメニア)、WBC(世界ボクシング評議会)フェザー級11位のアダム・ロペス(26=米)、ジャフェスリー・ラミド(22=米)ら6人とのスパーリングを敢行。「それぞれタイプが違う世界のトップ選手で、気が抜けなかった」。その中でも「左右に動き、バトラーに似ている」と、ロペスとのスパーリングを多めに消化した。

 拓真も「良い緊張感でできた。次戦に向けて良い準備ができた」と納得の表情を見せた。

 尚弥は11日に自身のTwitterで、右目の周りにアザを作った写真を公開。「(これで)ボクサーになれた。試合でもこんなアザ作った事ないわ。塩分の摂りすぎに気をつけて」とコメントし、話題になった。

 スパーリングを終えて、ヘッドギアを外したらアザができていたらしく「いつパンチをもらったかわからない。塩分を摂りすぎてしまったからかな」と、特に気にはしていなかった。「毎試合ではないが、スパーリングパートナーに困らないし、これからも海外合宿に行けたら」と継続していくようだ。

 今後は、国内でのスパーリングで調整し、10月末には走り込み合宿を予定している。バトラーとの正式発表が待ち遠しい。

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