粉川、世界に向けて!

　内藤二世の呼び声が高い、元東洋スーパーフライ級王者で現世界ランカーの粉川拓也(宮田)が、7月1日に敵地タイでWBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)へ挑戦することが決定した。
　王者ポンサクレックが巻くベルトは、先輩・内藤大助が09年11月まで保持しており、宮田陣営にとっては思い入れの深いベルト。粉川は敵地に乗り込み、再び緑のベルトを取り戻すことができるのか。「下町の拳闘士」がボクシングモバイルに、世界初挑戦に懸ける胸の内を語った。

■ポンサクレック挑戦を聞いた時は?
粉川　素直に嬉しかった。モチベーションが一気に上がりました。フライ級での挑戦なので、ウエイトも節制しています。いまも56kgをキープしていますから。

■世界初挑戦に向けて意気込みを。
粉川　アウェイでの不利は承知の上。僕は勝ちに行くことしか考えていません。勝てるイメージしかない。それにポンサクレックが巻いているベルトは、内藤さんが巻いていたベルト。僕が取り戻したい。

■勝算は?
粉川　勝算ですか?100%!そう考えないとヤバイですから。ポンサクレックに勝てるイメージしか持っていないです。

■モバイルユーザー・ファンにメッセージを。
粉川　前から思っていることですが、僕を応援してくれる人達はみんな仲間。僕は1人で挑戦しに行くんじゃない。みんなでベルトを獲りに行くって思っています。7月1日は世界チャンピオンになれるよう頑張ります!

　粉川は、現在WBC世界スーパーフライ級10位にランクされているが、来月にもフライ級にランクされる見込みだ。

■WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)vs挑戦者・粉川拓也(宮田)
■日時:7月1日(金)
■会場:タイ