『最強王者の牙城を崩せ!』 　WBC世界フライ級王者ポンサクレックは、世界4大メジャー団体フライ級王者達の中で、最強といっても過言ではない。17度防衛した王座を07年3月、内藤大助(宮田)に一度は王座を奪われているが、亀田興毅(亀田)に王座が移動した10年3月、暫定王者として統一戦を戦う。経験・テクニックで大きく上回るポンサクレックは興毅を翻弄、判定で王座を統一し、再び正規王者に君臨した。 　世界初挑戦の粉川は敵地タイに乗り込むことになったが、不利を承知の上で「最強王者」ポンサクレックに立ち向かう。独特に上体を前後に振るリズムから、素早い踏み込みで打ち込まれるワンツーは一撃KOの威力を秘めている。「下町の拳闘士」は、緑のベルトを巻いて日本に凱旋帰国をはたせるのか。