Team Kameda

　WBA世界バンタム級初防衛戦を明日に控え、王者・亀田興毅に心強い仲間がメキシコから来日した。

　三男・和毅選手が、メキシコで活躍するなど国際化する亀田ファミリーの助っ人として、フェルナンド・モンティテルの実の兄でトレーナーを務めるエドワード・モンティエル氏(35歳)がメキシコから来日し、明日の世界戦で王者・興毅のセコンドにつくことが分かった。
　フェルナンド・モンティエル(メキシコ)は昨年4月に実質的な世界統一戦として、当時WBO世界バンタム級王者として来日、当時のWBC世界同級王者・長谷川穂積(真正)と対戦し、4RKO勝利を収め話題となった。
　しかし、モンティエルは今年2月にラスベガスで行われた防衛戦でフィリピンの新鋭・ノニト・ドネアに2RKO負けで、ベルトを失った。

　記者団に対してエドワード・モンティエル氏は「友達だから応援に来た。(アドバイス?)特にないよ」と話し、興毅も「世界戦の場数もたくさん踏んでいる」と『Team Kameda』の心強い仲間を紹介した。
　気になるモンティエルとの対戦の可能性について聞かれた興毅は明言を避けたが、エドワード・モンティエル氏に手の内がばれるのでは、との質問には「そんなもんビデオ見たら分かるよ」と気にしない様子で、数年前にメキシコに渡航した際にはモンティエルとも一緒に練習したことがあると明かした。

　世界の舞台で活躍する以上、今日の見方は明日の敵…ということは織り込み済みなのか。何れにせよ、バンタム級の世界戦線から目が離せない。