西岡&粟生、防衛に向け

WBC世界Sバンタム級王者
西岡 利晃(帝拳)
■6度目の防衛戦に向け意気込みを。
西岡　6度目ではあるんですが、防衛回数は意識していません。良い試合を皆さんに見せたい。発表会見でも話しましたが、初心に戻り、守るのでは無くより強く、そしてボクシングを極めたい。

■常に強さを追い求める姿勢は、修行僧のイメージですね。
西岡　今より強くなりたいって気持ちはありますが、そこまで僕もストイックではないですよ(笑。

■西岡選手の背中を追う選手達にメッセージを。
西岡　メッセージですか…。難しいな。とにかく今を頑張るってことを大事にして欲しい。それぐらいしか上手くいえないですね。

■最後に、被災地へエールを。
西岡　今回の震災で被災された方々には何て言葉を掛けていいのか、言葉が見つかりません。僕には想像がつかない程、大変な状況だと思いますが、諦めないで下さい。日本全国の人達は東北を応援しています。僕も東京から支援を始めて行きます。東北を誰も見捨てません。助けたい。立ち上がって行きましょう。

WBC世界Sフェザー級王者
粟生 隆寛(帝拳)
■初防衛戦。どんなテーマでリングに上がりますか。
粟生　フェザー級の時は初防衛で失敗しているので、ここは防衛しないと。それと、タイベルト戦ではダウンを獲った後に詰め切れなかった。あの部分が悔やまれる。初防衛戦ではもっとアグレッシブな部分を、攻め込む気持ちを心掛けて戦いたい。

■今回の注目ポイントは?
粟生　グティエレスは20勝中20KOと、なかなかKO率の高い相手。それにサウスポーでもある。ここはサウスポー同士でもありますし、右ジャブの刺し合いに注目して欲しいですね。

■同門・下田選手の海外初防衛戦が決定。海外進出に関しては?
粟生　まずは初防衛戦をクリアすることが重要です。だけど、チャンスがあれば海外で戦ってみたい気持ちはありますよ。

■最後に、被災地にエールを。
粟生　僕はタイトルマッチに向け、練習をしている現状です。だけど、報道で頑張っている東北の人達を見て、逆に力をもらっている。僕も試合で恩返しが出来るよう頑張りますので、東北の皆さん絶対に諦めないで下さい。大震災がもたらしたこの逆境を、必ずKOして下さい。