注目:いま最もホットなクラスのひとつ、フェザー級でWBCのベルトを持つ長谷川が迎える初防衛戦。フェザー級転向2戦目となり、真価が問われる重要な戦い。持ち味の打たせずに打つボクシングを展開できるか。対する挑戦者・同級1位ジョニー・ゴンサレスは、元WBO世界バンタム級王者。フェザー級に転向後は7戦7勝7KOをマークする一方で、これまでに喫した7つの黒星のうち、4つがサウスポー相手。フェザー級での実戦経験は大きく上回るだけに、サウスポー対策がカギをにぎる。長谷川はフェザー級ウォーズの最前線に踏みとどまることができるのか。

注目:「完璧なボクシング」王者・西岡6度目の防衛戦。防衛戦を重ねる度に王者のボクシングは完成度を増し、日本ボクシング界の象徴として、誰もがその背中を追いかける。世界初挑戦の若き挑戦者ムニョスは、母国アルゼンチン以外での試合は今回が初めて。どれだけ落ち着いて戦えるかが試合のクオリティを左右する。王者・西岡が、更なる高みから挑戦者を翻弄するのか。それともムニョスが、王者に一矢報いるのか。

注目:サウスポー対決を制すのは!?王者・粟生の初防衛戦。粟生はフェザー級王者として迎えた初防衛で王座から陥落しているだけに、今回は必勝を期したい。挑むグティエレスは王者と同じサウスポースタイル。ここまで28勝(20KO)2敗1分と、70パーセントを越すKO率の強打者。サウスポー対決となる一戦は、ジャブの刺し合いが勝負のカギ。「タイベルト戦よりも積極的に行きたい」と語る、攻めの粟生に期待したい。