最強挑戦者を相手に後半勝負!と河野公平

　31日の東京・大田区総合体育館で暫定王者ルイス・コンセプション(30=パナマ)との統一戦に臨むWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(35=ワタナベ)が23日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

　昨年の米国シカゴでの亀田興毅戦以来、イメージカラーとなった緑のTシャツ、アンダーウェア、シューズに身を包み姿を現した河野は、練習前の会見で苦手とする夏場ながらしっかり練習が出来ていると好調をアピールした。

　パナマで絶大なる人気を誇る暫定王者の印象を聞かれ、これまで通りに強打を警戒したが、「名のある選手なのでやりごたえはある。前半をしのいで手数とカウンターで後半勝負!自分の力をフルに発揮したい」と意気込み、その後は軽めの練習ながらシャドー、サンドバックなどでたっぷりと汗を流した。

　13年5月のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)戦以来、久しぶりに作ったというオリジナルTシャツには『V4』と大きく印字。数多くの挫折を経験した河野は「よくここまでこれたな」としみじみ振り返り、負けは許されないと改めて必勝を誓った。