プーンサワットVS李、調印式

　明日、後楽園ホールで開催されるWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦。決戦前日の1日、都内で調印式と前日計量が行われ、王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)と挑戦者・李冽理(横浜光)がグローブチェックと調印式終了後、タイトルマッチに向けて意気込みを語った。

　王者プーンサワットは「明日に向けて体調はベスト。防衛を果たします」と勝利宣言。李と10cmの身長差は気になるかの問いに「私にプレッシャーはない。これまでも同じような条件での戦いを経験し、勝利している。全く問題ない」と語り、身長・体格差は不利な条件にはならないとした。最後に4度目の防衛戦に向け「WBAの世界王者としてタイトルを防衛する自信は100パーセント!明日は面白い試合になる」と笑顔を見せた。

　対する世界初挑戦の李は「ここまでのコンディションは絶好調そのもの。手が届くところにベルトがある。今回の挑戦が最後のチャンスと思い、全力で獲りに行きます」と、こちらも王座奪取を宣言。さらに「世界の頂点を決める試合で、自分の根性を王者にぶつけたい。明日、自分がみんなの予想を覆す試合をします!」と、ベルト奪取に改めて意欲を見せた。そして、プロの世界に導いてくれた恩師である故・関光徳会長に向け「関会長は厳しい人でボクシングの基礎を教わりました。亡き会長のためにも世界王者になります」と決意を誓った。

　果たして"熱き拳"李冽理は、2階級制覇王者プーンサワットから世界最強の証を奪い、新しい時代を開くことができるのか…。注目のWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチは明日2日(土)、聖地・後楽園ホールでゴング!