石田のV3が決定!

　日本Sフライ級王者・石田匠(23=井岡)が3度目の防衛戦で同級13位の木村隼人(26=ワタナベ)を迎えることが分かった。試合は9月27日(日)、大阪府立体育会館で行われるWBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)の初防衛戦のアンダーに組まれている。

　王者の石田は、昨年8月の後楽園ホールで戸部洋平(三迫)から王座を奪うと、12月に森崎正人(アポロ)を5回TKOで破り初防衛に成功。今年4月のチャンピオンカーニバルでは指名挑戦者の江藤大喜(白井・具志堅)を判定で退けた。戦績は無傷の19勝(10KO)。攻守のバランスに優れた右ボクサーファイターで、鋭いジャブと伸びと切れのある右ストレートを武器に決め時を逃さない嗅覚を持つ。現在はWBA3位を筆頭にメジャー4団体に名を連ね、いつ声がかかってもおかしくはない状況だ。

　対する木村は、ワタナベジムに移籍前は韓国のビッグスタージムに所属していた経緯があり、元WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級暫定王者、元韓国同級王者の肩書きを持つ29戦22勝(14KO)7敗の右ボクサーファイター。上体の柔らかさと出入りの速さ、そこから繰り出す上下への打ち分けに徹した攻撃が特徴的だ。日本タイトルへの挑戦は今回が初となる。スピードに優れた両者の対決は、序盤の主導権争いがポイントとなりそうだ。