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[試合決定]2015.5.15

バンタム級は百花繚乱

 今年の4月、25年ぶりに日本チャンピオンのベルトが二本、京都に戻ってきた。その一本目は4月13日、日本ボクシング史において、最も人気のある階級のひとつ、バンタム級のベルトだ。
WBC世界チャンピオン山中慎介(帝拳)
 デビューからちょうど4年、無敗で迎えたプロ14戦目、22歳の大森将平(Woz)が後楽園ホールで初戴冠を果たした。
 今、この階級は百花繚乱。大森の高校の先輩で、WBC世界王座を8度防衛中の山中慎介(帝拳)の名前を挙げるまでもない。
■原功コラム:黄金の系譜を辿る へ>>
岩佐は6月13日に英国でIBF王者決定戦
 6月13日にIBF暫定王者決定戦を英国で迎える岩佐亮佑(セレス)とWBO世界王者決定戦に出場するのが確実視されているランキング1位の赤穂亮(横浜光)をはじめ、JBC非公認だが海外のリングでキャリアを積む亀田和毅、本石昌也会長就任後、新体制となった古豪グリーンツダジムで最初のベルトを巻いたOPBF王者・川口裕、日本人最速世界二階級制覇王者・井上尚弥と同じ大橋ジムに籍を置き、OPBFスーパーフライ級王座を返上した松本亮(大橋)、5月30日に日本人最速プロ5戦目で世界王座奪取に挑む田中恒成の同門で、元WBCユース世界王者、中部の"もう一人の田中"こと、田中裕士(畑中)らが名を連ねている。
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赤穂の次戦はWBO世界王者決定戦
 JBC規定の改変で、日本タイトルまたは東洋太平洋タイトルの獲得が国内で世界挑戦を行うための必須条件となったため、日本王座に就いた大森は、未戴冠の猛者達からは狙われる立場となった。
日本王者、大森将平(Woz)
 勢いと華のある選手には、注目カードが自然と付きまとう。初防衛戦、若武者に待ったを掛けたい男が名乗りを上げた。大森と同じ南京都高校(現京都廣学館高等学校)出身で在学中、村田諒太(帝拳)が主将として活躍する中、副主将を務めた向井寛史(六島)である。
向井寛史が挑む!
 今年、元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎氏の次男、寿以輝(大阪帝拳)がプロデビュー戦をノックアウトで飾れば、同じベルトを10度防衛した長谷川穂積(真正)は、パーフェクトボクシングでファンの喝采を浴びるなど、ボクシングの話題をかっさらっている関西で、最も熱い京都。サウスポー対決。高校の先輩後輩対決。決戦は9月16日。古都の陣にご注目あれ。
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