好試合誓うパッキャオ

　11月23日に中国特別行政区マカオでクリス・アルジェリ(30=米)を相手にWBO世界ウェルター級王座の初防衛戦に臨むマニー・パッキャオ(35=比)が23日、トレーニング地のフィリピンでマスコミの取材に応じた。 ※パッキャオ対アルジェリは23日(日)正午からWOWOWプライムで生中継の予定。

　今回の試合に向けてジェネラルサントスシティでトレーニングを続けているパッキャオは、「久しぶりにアルジェリのような大きな相手(身長178センチ)と戦えるのでワクワクしている。何をすればいいのか承知しているので、ジムで一生懸命にいつもとは異なるテクニックを磨いているところ。ふたりがベストのトレーニングを積めば好試合になることは間違いない」と、国会議員らしい殊勝なコメントに抑えた。フレディ・ローチ・トレーナーによると、パッキャオはWBC世界スーパーライト級1位のビクトル・ポストル(ウクライナ)やウェルター級の元世界上位ランカー、マイク・ジョーンズ(米)ら長身選手とスパーリングを重ねているという。パッキャオは09年11月のミゲール・コット(プエルトリコ)戦で12回TKO勝ちを収めてから5年、KO勝ちからは8試合遠ざかっている。戦績はパッキャオが63戦56勝(38KO)5敗2分、WBO世界スーパーライト級王者のアルジェリは20戦全勝(8KO)。試合は114ポンドの契約体重で行われる。