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[電話取材]2022.2.17

2021全日本新人王喜びの声!

 厳しい予選を勝ち抜いて2021年度全日本新人王に輝いた5選手に、電話取材で喜びの感想と今後の抱負を聞いた。
 ミニマム級は、墨田大祐(24=パンチアウト)が獲得した。初田翔(26=石田)との熱戦を制し、創設4年目のパンチアウトジム初の全日本新人王獲得に輝いた。「ガードが固くて崩すのが難しい相手だった。ただ、3回からガードの上からでもパンチを叩いて見栄えの良さをアピールした。僅差でポイントは取れていると思った」と採点が割れた展開でも自信はあったようだ。

 「染谷さん(染谷敬喜会長)がずっと欲しがっていたタイトルなので、獲ってくることができて嬉しい」と、ボクシングを始めた小学2年時から指導を受けている恩師へ感謝の気持ちを形にした。

パンチアウトジム初の全日本新人王

 墨田は、アマチュア時代には全国の舞台での結果を出すことができなかった。「勝ったかなという内容でも、判定で負けて納得がいかないことがあった」。さらに高校3年では、千葉県予選でも思うような結果を出すことができず「気持ちが乗らないままプロに転向して、練習もあまりせずに」と、2016年東日本新人王準決勝で敗れると「気持ちが切れてしまった」とジムから足が遠ざかった。

リベンジしたい相手がいる

 その後、「自分がやりたいと思った時に戻ろう」とアマチュアボクサーで2歳年下の弟の姿を見て、約5年ぶりに復帰した。試合後、リング上で「アマ時代に負けて、今はプロで活躍している選手にリベンジしたい」と語った。「向こうは大学でもトップ選手で、プロでもチャンピオンになっている。立場がまったく違うので、名前は伏せてください」ということだが、「勝ち上がっていつか対戦したい」と言葉に力を込めた。
 バンタム級は、梅津奨利(23=三谷大和)が平井乃智(20=石田)との激戦を制して、全日本新人王の座を勝ち取った。「相手にしっかりと対策をされていた。ガードが良くて、打ち終わりを狙われた」。「パンチが効いてヤバいと思った」と初回に左フックを浴びて、ダウン寸前まで追い込まれた。しかし、「途中から倒しに行くのではなくて、しっかりと勝ちを取りにいこう」と、アグレッシブに攻めてポイントを奪った。

これからもKOを狙っていく

 全勝全KOでリングに上がった梅津だが、初の判定勝ちとなった。「KO勝ちの記録は途切れてしまったが、とても良い勉強になった」。三谷大和ジムからは、13年ぶり4人目の全日本新人王誕生だ。「今年はランキングを上げていき、ベルトに絡んでいきたい。注目されるためにも流れで倒していく」と抱負を語った。
 スーパーバンタム級の頂点に就いたのは平野岬(25=三松スポーツ)。福岡県春日市にある同ジムからは、2003年にスーパーライト級で獲得した飯田聖州氏以来、19年ぶりの全日本新人王誕生となった。試合の翌々日から内装業の仕事を再開したという平野は、昼休みの合間に電話取材に応じた。

いつか地元のリングに上がりたい

 高橋烈(25=KG大和)との技術戦を制した平野は「思っていたより相手の身長が高くてやりづらかった。パンチは自分の方が当てていたが、ジャッジはどう見ているかわからなかった。勝つことができて本当に嬉しい」と、2度目の新人王挑戦で頂点に立った喜びを口にした。平野は「コロナの影響でなかなか難しいが、一度は立ってみたい」と地元福岡県での凱旋試合を希望した。
 フェザー級は、渡邊海(19=ライオンズ)が獲得した。岩下千紘(25=駿河男児)と対戦。2回に左ストレートを浴びてダウンを喫したが、後半に盛り返し引き分けに持ち込み、新人王特別ルールにより優勢点を勝ち取った。「引き分けでの新人王なので満足はしていない」。

 最終4ラウンドも押されていたが、試合終了30秒を切ったところで左フックでグラつかせ、岩下をダウン寸前まで追い込んだ。この攻勢点がジャッジの印象を良くした。「焦りはあったが、どこかで絶対にチャンスが来ると思ったので攻め急がなかった。自分のことを信じて戦った」と勝負の鍵となった4ラウンドの心理状態を明かした。

年内に日本ユースを狙いたい

 ライオンズジムとしては、元世界ランカーの植田龍太郎氏以来、33年ぶりの全日本新人王誕生だ。今後の目標を聞かれた渡邊は「今年中に日本ユース王座を獲って、日本王座を目指す」と語った。
 ライト級は蝟x隆吾(27=花形)が制した。伊集院嵐(23=SFマキ)と対戦した蝟xは2回にダウンを奪い、その後も優位に進めて判定勝ちした。「東の決勝は消極的な試合をしてしまい採点が割れたので」と序盤から積極的に攻めた。「伊集院選手は、上体が柔らかくて一発が強くて良い選手だった。勝って本当に嬉しい」と試合を振り返った。

 花形ジム創設37年目で初の全日本新人王に輝いた蝟xは、元号が「令和」となって初めてのボクシング興行の第1試合で勝利し「令和初勝利」を挙げた記録男だ。「そういった運は持っているのかなと思う。縁があれば違う記録も狙っていければ」。

ランキングを上げていく

 試合の2日後には練習を再開したという蝟xは「ランキングをコツコツ上げていきながら、日本チャンピオンを目指したい」と抱負を語った。

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