[試合後談話]2025.1.14
大橋ジムの新鋭! バンタム級の田中湧也が存在感をアピール!

アマチュア53戦36勝17敗の田中湧也(25=大橋)が14日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル127 ふじの国PROFESSIONAL BOXING 6」のセミファイナルに出場。バンタム級8回戦で山口友士(23=三迫)と対戦した。
サウスポー田中が、ジャブでコントロールするとワンツーを好打。距離を詰めて右ボディを狙う山口に対し、サイドに回り込むと、左ストレートでポイントを加点した。勝負が決まったのは、最終8回。田中は押し負けずワンツーを決めたところで、山口陣営が棄権の意思表示を示した。
試合後、取材に応じた田中は、「今日は内容にもこだわった。左ストレートで倒し切れないのは課題だが、(当てる)タイミングは良かったと思う。苦しい展開の中、仕留め切れて良かった。相手は気持ちが強かったが、セコンドが激を飛ばしてくれたおかげで、最後まで戦い切ることができた。大橋ジム最初の自主興行で、良いスタートを切ることができた」と、自らの出来に及第点を与えた。
1月24日(火)に防衛戦を控えている4団体世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)に、最高の形でバトンをつなげた。
1999年生まれの田中は、前IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)、日本フェザー級王者の松本圭佑(大橋)、WBA世界フェザー級4位の堤駿斗(志成)と同い年だ。田中は「彼らの活躍に刺激をもらっている」と話し、「今年はバンタム級で日本ランキング入りして、上位に食い込みたい。どんどんアピールしていく」と拳を握りしめた。
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