
![]() 試合日程 | ![]() 試合結果 | ![]() 動画ニュース | ![]() ランキング | ![]() 選手検索 |
日本ライトフライ級タイトルマッチの前日計量が7日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、チャンピオンの川満俊輝(29=三迫)と最強挑戦者で同級1位の高見亨介(23=帝拳)が顔を合わせた。
試合はトリプル日本タイトルマッチで注目を集めている「FUJI BOXING DIAMOND GLOVE」のメインイベントとして行われ、4月8日(火)18時からFODで生配信を予定している。

48.8kgで計量をクリアした川満は、「減量はいつもきついですが、しっかり練習してきたので、自信はあります。横井(龍一)トレーナーと作り上げてきたボクシングをすれば、勝てる」と、しっかり準備できたことを伝えた。自身3度目の王座防衛戦で、高見の挑戦を受けることに、「若くて、勢いがあって、世界ランキングにも入ってるし、ベテランを倒して勢いに乗ってる選手なので、闘うことにワクワクする部分と、不安や怖いという感情とが半々あったけれど、僕の方が勢いがあって、強いところを見せる」と、静かに闘志を燃やした。
軽量級は現在、世界チャンピオンを含め、トップ戦線を日本人選手たちが席巻している。そんな中、WBCとWBAの世界フライ級王座を統一した寺地拳四朗(33=BMB)、世界ランカーの桑原拓(大橋)、アマチュア時代に高見から勝利を挙げている田中将吾(23=大橋)らとのスパーリングを消化して備えてきた。「練習をいっぱいしてきた」という言葉には力強さがあった。

48.8kgで難なく計量をクリアした高見は、「コンディションはバッチリ。いつも通り迎えられた。文句なし、いい練習もできてきた。バッチリです」と、好調ぶりを報告、自身初の日本タイトル戦が決まったことに、「気持ちが上がった。強いチャンピオンに挑戦できるので楽しみ。帝拳ジムの選手はタイトルラッシュしてるので、自分も」と、流れに乗りたいところ。注目の若武者は、「これをクリアできたら、世界を視野に入れていきたいが、まずは、目の前の試合を大事にしたい」と、目を輝かせた。
川満と同様に、スパーリングも充実していた。前WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)、前WBO世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(29=帝拳)、WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米国)らの名前を挙げ、「タイプの違う3人とスパーリングをして、いい収穫があった」と、2ヶ月前からの実践トレーニングを振り返った。
軽量級の世界戦を配信したU-NEXTを見て、「テンションが上がりましたが、少し嫉妬しました。自分もあそこで戦いたい」と、胸中を明かした。