見どころ:WBA・WBC統一王者の拳四朗が指名挑戦者を迎え撃つ。今年4月の防衛戦では、アンソニー・オラスクアガ(米)との激戦を制し9回TKO勝ちした。持ち前のステップワークとジャブから組み立てるボクシングに加えて、ガードを固めての打ち合いにも強く非の打ち所がない。元ライトフライ級2冠ブトラーは、攻守にまとまりがあり平均値が高い右アウトボクサーだ。かつて田口良一、京口紘人と拳を交えている。心身ともに充実している拳四朗に死角はない。ここはしっかりと倒し切りたい。

注目:9月2日に対戦相手が、メキシコ王者のトーレスに変更。

見どころ:那須川のボクシング転向2戦目。注目のデビュー戦は、スピードとテクニックを披露し日本ランカーの与那覇勇気(真正)に判定勝ち。ポテンシャルの高さを見せた。キックボクシングからボクシングへの対応をしており、どんどん吸収しているようだ。対戦相手がメキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマンに変更。12戦10勝(6KO)2敗のグスマンに対し、進化した姿を見せる。

見どころ:今年5月にラスベガスで劇的なKO勝ちで世界2階級制覇を成し遂げた中谷が初防衛戦に臨む。ロングレンジからの多彩なコンビネーション、絶妙なポジション取り、さらに接近戦も上手く穴が少ないチャンピオンだ。挑戦者のコルテスは、29戦24勝(10KO)3敗2分。昨年9月にはファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に挑み僅差の判定負けを喫した。力強いパンチをブンブンと振り回してくる好戦的なタイプで、フィジカルも強い。エストラーダとの王座統一戦を目指す中谷にとって、コルテス戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか。初防衛戦に期待が高まる!

見どころ:オラスクアガとマグラモによる世界ランカー対決。オラスクアガは、今年4月に寺地拳四朗(BMB)に挑戦。9回TKO負けを喫したが、最後まで勝負を諦めないファイトでファンの心を掴んだ。左右フックを強振しながら打ち合いに持ち込むのを得意とする。マグラモは、昨年10月に桑原拓(大橋)と空位のOPBF王座を争い判定負け。プレスをかけてボディから崩していく好戦的なタイプだ。序盤から激しいパンチの応酬が繰り広げられそうだ。