見どころ:長らく空位となっている日本バンタム級王座を澤田と大嶋が争う。昨年7月に定常育郎(T&T)との王座決定戦に臨んだ澤田は、初回にダウンを奪う好スタートを切ったが、2回に偶然のバッティングで負傷引き分け。定常と再び王座を懸けて対戦する予定だったが、定常の体調不良によるキャンセルで試合中止となった。相手がサウスポーからオーソドックスに変わる。距離感の対応が勝利へのキーポイントとなる。タイトル初挑戦の大嶋は、2016年6月にB級デビュー。2戦目で敗れたが、そこから引き分けを挟んで6連勝中だ。強烈な左フック、右クロスを得意としていて勝負強さを持ち合わせている。お互いに一瞬の気も抜けない神経戦となりそうだ。

見どころ:湯場は、昨年7月に佐々木尽(八王子中屋)が保持していた日本ユース・スーパーライト級王座に挑戦して以来の再起戦。長身から繰り出される左カウンターは切れ味抜群で佐々木から2度のダウンを奪った。近藤は昨年9月に日本ランカーの安達陸虎(大橋)に判定負けをしたが、鋭い踏み込みから強振し健闘した。前戦は69.0�s契約戦だったが、次戦はスーパーライト級(63.5�s)での試合となる。持ち前のパワーを活かして、打撃戦に持ち込みたい。

亀山棄権 試合中止

見どころ:日本8位の中嶋は、2020年8月に大保龍斗(横浜さくら)派手な打ち合いで会場を盛り上げて引き分けた。ジャブから左ボディにつなげる基本に忠実なタイプでコンビネーションも多彩だ。2018年全日本ライトフライ級新人王の亀山は、2021年9月に連敗を脱出しA級昇格を決めた。豊富な運動量を活かし打撃戦に持ち込みたい。