注目:OPBF東洋太平洋王者の内藤の2度目の防衛戦。前戦はスピードで上回り鋭いジャブで主導権をキープし続けたが、11回にダウンを喫すると12回も右フックを浴びてダウン。辛うじて逃げ切りに成功した。苦しみながらベルトを守った内藤としては、5戦ぶりの日本人対決で存在感をアピールしたい。一方、タイトル初挑戦の永田はアマ62戦41勝(11KO)21敗でB級デビュー。順調に白星を重ねたが、昨年4月にディスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)に7回TKO負けで初黒星。しかし、そこから3連勝でベルトに王手をかけた。馬力のある永田は積極的な攻撃を仕掛けるのは必須だが、まともにぶつかっては内藤の思うつぼ。どのような仕掛けを持ってくるのか?前半4ラウンドの攻防が鍵を握ると見る。

注目:勅使河原はWBOアジアAP王座を返上し、階級を上げてOPBF王座決 定戦に出場する。これが初来日のサミンギットは戦績24戦21勝(11KO)3敗のサウスポー。勅使河原は苦手と公言している左利きとの対戦になるが、ここ数戦はサウスポーとの試合も多くなり慣れてきたのではないか。減量苦から解放された勅使河原が持ち前のパワーを活かしたボクシングで2本目のベルト獲得なるか。比国合宿で逞しさを身につけた勅使河原に期待!

注目:インターハイ3位の実績でプロ入りしここまで5戦全勝の大湾と7連勝のテクニシャン荒木が拳を交える。ユース王座準決勝では、2度のダウンを奪い初回KOで勝ち上がった大湾。プロの水に慣れて本来の力を発揮し始めている。後楽園ホール初登場の荒木はアウェーでの試合が多く、勝ち星を積み上げてきておりメンタルも強い。まずはどちらが先手を奪うか?