グラドビッチは13年3月、ビリー・ディブ(豪)に競り勝って王座を獲得。その後、4度の防衛を果たしているが、このところV3ではダウンを喫し、V4戦は引き分けと厳しい戦いが続いている。今回は相手国に乗り込んでの指名防衛戦ということもあり、オッズは5対2で挑戦者に傾いている。そんな試合を前にグラドビッチは「どこで戦うかは大きな問題ではない。なぜなら私はチャンピオンなのだから。私はベルトを渡すつもりなどない。『ワールド・チャンピオン』でいることは最高の気分なんだ。いつもどおりトレーニングもベストのものだったし、準備は万端だ」と自信をみせている。戦績はグラドビッチが20戦19勝(9KO)1分。英国、英連邦、EBU欧州、WBCインターナショナル王座を獲得した実績を持つセルビーは21戦20勝(8KO)1敗。