注目:互いに前に出るタイプだけに、立ち上がりから激しい打撃戦が予想される。上野はこれまで粟生・松田と2度の王座挑戦経験があり、最強後楽園を勝ち上がり、3度目の正直で王座奪取を狙う。対する凉野はこれまで30戦のキャリアを持ち、澤永真佐樹・渡邊一久・三浦数馬といった強豪との対戦経験を持つ曲者。互いに強い決意で挑んでくる。

注目:久永は09年から突入したトンネルからなかなか抜け出せない。3戦を戦い2敗1分と勝ち星から遠ざかる久永は、この最強後楽園を復活の舞台に選んだ。対する岩佐はアマチュア高校三冠を達成し、プロ転向後7戦7勝5KOを記録する若きエース候補。これまで幾多の修羅場を経験してきた久永がアマチュアエリートを打ち砕くのか。プロ転向後、無敗で日本・東洋ランク入りした岩佐が、日本ランカーとの始めての対戦でエースの片鱗を見せつけるのか。6/22の計量で久永失格。この試合は中止。

注目:今年2月、王者・清水智信に挑むも、7RTKOで涙を呑んだ小林。再び日本王座挑戦を目指し、最強後楽園に出場する。小林の前に出る気持ちの強い戦いが、最強後楽園を勝ち上がるのか。対する林は07年度全日本フライ級新人王に輝き、ここまで15戦14勝1分4KOと無敗をマーク。同門・岩佐と並び、セレスジムが誇るエース候補の1人。再起を狙う小林が、エース候補に初黒星を味合わせるのか。無敗で最強後楽園を勝ち上がり、日本最強の舞台に林が駆け上がるのか。

注目:久田にとって、最強後楽園は日本王座挑戦権を掴み取る上で絶好のチャンス。これまで多くの日本ランカー達との激戦を潜り抜けて来た久田は、下がる事を知らないファイトスタイルで日本ランクを死守。対する田中はミニマム級屈指のハードヒットを誇り、その強打を武器に最強後楽園制覇を狙う。久田の気持ちを前面に出すボクシングがトーナメントを勝ち上がるのか。田中の強打が日本王座挑戦権に王手を掛けるのか。