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ポーターVSブルック &リナレス前哨戦
2014年8月16日(土) :00開始
会場:カーソン(米)
ショーン・ポーター
王者
ショーン・ポーター(米)
VS
ケル・ブルック
IBF同級1位
ケル・ブルック(英)

注目:ポーターは昨年12月にデボン・アレクサンダー(米)を攻略して王座を獲得し、今年4月には元2階級制覇王者ポール・マリナッジ(米)に何もさせずに4回TKOで一蹴。この1年で評価を急上昇させている。この階級にしては身長170センチと小柄だが、積極的に距離を詰めながら波状攻撃を仕掛ける好戦派だ。加えて26歳の若さと自信からくる勢いがある。25戦24勝(15KO)1分。指名挑戦者のブルックも似たタイプといえる。こちらは身長、リーチとも175センチで、スピードとパンチ力を兼ね備えている。クロス気味に被せる右ストレートが決め手だ。反面、過去には被弾して窮地に陥ったこともあり、耐久力には疑問符もつく。不安があるとすれば、この点と相手国での試合という点であろう。32戦全勝(22KO)。オッズは11対5でポーター有利と出ているが、総合力には決定的な差がないだけに、どう転ぶか予想は難しい。ともにスピードがあるだけに、テンポの速い緊迫感のある攻防がみられそうだ。
サキオ・ビカ
王者
サキオ・ビカ(カメルーン/豪)
VS
アンソニー・ディレル
WBC同級6位
アンソニー・ディレル(米)

注目:ビカとディレルは昨年12月に対戦し、そのときは三者三様のドローという結果に終わっている。8ヵ月後のダイレクト・リマッチとなるが、体格とスピードで勝り前戦ではダウンを奪っているディレルに分がありそうだ。戦績はビカが40戦32勝(21KO)5敗3分、ディレルが27戦26勝(22KO)1分。オッズは13対8で挑戦者有利と出ている。
オマール・フィゲロア
王者
オマール・フィゲロア(米)
VS
ダニエル・エストラーダ
WBC同級1位
ダニエル・エストラーダ(メキシコ)

注目:フィゲロアはWBCの指名挑戦者エストラーダを迎えて2度目の防衛戦に臨む。昨年7月、荒川仁人(八王子中屋)との戴冠試合ではラフファイトを制したフィゲロアだが、8ヵ月の休養後に計画した今年3月の初防衛戦は自身のケガでキャンセル。4月下旬にセットされたジェリー・ベルモンテス(米)との初防衛戦は2対1の判定で切り抜けたが、アマ時代に5敗している相手への苦手意識が顔をのぞかせたようだ。24戦23勝(17KO)1分。長いこと指名挑戦の権利を生かすことなく待機してきたエストラーダは、35戦32勝(24KO)2敗1分の29歳。12年11月の荒川戦を含め直近の3試合は内容的にもうひとつといったところで、今回も厳しい戦いが予想される。この試合の勝者にはホルヘ・リナレス(帝拳)が最優先挑戦権を有している。そういった視点からも勝負の行方が気になるところだ。
ホルヘ・リナレス
WBA世界同級2位
WBC世界同級2位

ホルヘ・リナレス(39=帝拳)
VS
アイラ・テリー
アイラ・テリー(米)

注目:リナレスは今年3月、荒川仁人(八王子中屋)に判定勝ちを収めWBCライト級の指名挑戦権を獲得。しかし、その前に最優先挑戦権を有している1位のダニエル・エストラーダ(メキシコ)が16日、王者オマール・フィゲロア(米)に挑むことが決定。勝者への挑戦を年内に計画しているリナレスは試合間隔を空けないために急遽、フィゲロア対エストラーダの前座で試合をすることになったようだ。 相手のテリーは38戦26勝(16KO)11敗1無効試合。

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