注目:『新時代を築けるのか!』日本王者・山中慎介(帝拳)が世界に照準を定めるべく、9月13日付けで日本バンタム級王座を返上、空位となった王座を懸け、岩佐とジェロッピが雌雄を決する!今年3月、"イーグルアイ"岩佐は山中の保持した日本王座に挑む。両雄のハイレベルな攻防に後楽園ホールは大歓声に包まれるが最終10回、山中の左ストレートに打ち抜かれ岩佐は初黒星を味わう。 　対するジェロッピは7月、空位であった東洋太平洋バンタム級王座をロリー松下(カシミ)と争うも1回に2度のダウンを喫し、精彩を欠く内容で8回KO負けだった。互いに2度目となるタイトルマッチだが、岩佐有利は否めない。山中戦から5ヵ月後、岩佐は復帰戦で元インドネシア王者にボクシングをさせず221秒でキャンバスに沈め、完全復活をアピール。一方、ジェロッピは復帰戦がいきなりの岩佐戦であり、日本王座決定戦、はたしてどれだけコンディションを作れるのか疑問も…。スピード・テクニック・パワー、そして"時の勢い"と岩佐が完全にジェロッピを上回る日本バンタム級王座決定戦、"イーグルアイ"が新時代を築くことができるのか…。

注目:『無敗の新鋭VS復活のベテラン』WBA世界ミニマム級新王者となった八重樫東(大橋)が世界挑戦のため返上した日本王座を三田村と國重が争う。三田村は09年度全日本ミニマム級新人王を獲得、10戦10勝(1KO)をマークする無敗の新鋭。1KOとKO率こそ低いが、冷静な試合運びから打ち込まれる的確なリードと、コンパクトな右ストレートには"王者候補"として未来を感じさせる。 　対する國重はライトフライ級で日本王座に2度、メキシコにも乗り込み世界王座挑戦経験を持つキャリア30戦を数えるベテランファイター。しかしミニマム級で戦うのは今回が初となり、減量苦が予想される。新鋭・三田村が若さと冷静沈着なボクシングでベテランを呑み込み、空位となった日本王座を掴み獲るのか。それともベテラン國重が三田村の3倍を誇るキャリアで新鋭を翻弄し、悲願の王座初戴冠を成し遂げるのか…。