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WBA世界フライ級6位にランクされるゾウ・シミン(33=中国)は19日の試合でプロ5連勝(1KO)となった。11月には念願の世界挑戦も具体化しつつあり「10ラウンドよりも12ラウンドの方が自信がある」と話している。
ゾウ・シミン
19日、中国特別行政区マカオのリングに上がったゾウは、3度の世界挑戦を経験しているルイス・デラ・ローサ(コロンビア)と対戦し、99対91(二者)、97対93の大差で判定勝ちを収めた。世界的実績を持つ相手と初の10回戦を戦い終えたゾウは、確かな手応えを感じた様子だった。「強い相手だったので、価値ある勝利だったと思う。プロ転向を果たしたときから世界王座に照準に合わせてきたので、自信も準備も十分さ。今夜の試合(デラ・ローサ戦)よりも自信がある。そして10ラウンドよりも12ラウンドの方が自信があるんだ」と強気のコメントを発している。
すでにゾウの世界挑戦は11月22日、マカオで計画されている。WBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(比)対クリス・アルジェリ(米)とダブルメインとなる予定だ。今春、ゾウはWBA世界ライトフライ級3位にランクされ、現在はWBAフライ級6位に名を連ねていることから、標的は先ごろWBAからライトフライ級正規王者昇格を認められたアルベルト・ローゼル(ペルー)か、WBAフライ級王者ファン・カルロス・レベコ(亜)とみられている。