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WBA、WBO世界スーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(33=キューバ/米)は19日、中国特別行政区マカオでソッド・ゴーキャットジム(37=タイ)を相手に防衛戦に臨んだ。
リゴンドーが圧勝
○ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)
1回1分44秒KO
●ソッド・ゴーキャットジム(タイ)
1回1分44秒KO
●ソッド・ゴーキャットジム(タイ)
初回で決着がついた
サウスポー同士の一戦は、開始早々からアクシデントに見舞われた。バッティングで顔面を強打したソッドがリングに座り込んでしまったのだ。ダメージ回復のための休憩が与えられたあと試合は続行されたが、今度はリゴンドーの右フック、左クロスによって挑戦者が背中からキャンバスに倒れた。正真正銘のノックダウンである。
TRの契約が終わるリゴンドー
マーク・ネルソン・レフェリーのカウントが進んでもソッドは立ち上がれず、あっけなく王者の勝利が決定した。WBAの暫定王者時代から数えて7度目の防衛に成功したリゴンドーは14戦全勝(9KO)。これがトップランク社との契約最後の試合ということになる。リゴンドー陣営は同じ階級のWBC王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)とIBF王者キコ・マルチネス(スペイン)に統一戦を呼びかけている。8年ぶり3度目の世界挑戦も実らなかったソッドは67戦63勝(27KO)3敗1分。連勝も37で止まった。
ゾウ・シミン(右)
この日、メイン扱いでリングに上がったのは五輪連覇の実績を持つゾウ・シミン(中国)だった。ゾウは3度の世界挑戦経験を持つルイス・デラ・ローサ(コロンビア)に99対91(二者)、97対93の3-0の10回判定勝ちを収め、WBOインターナショナル・フライ級王座を獲得した。昨年4月のプロ転向後の戦績を5戦全勝(1KO)に伸ばしたゾウに対し、ボブ・アラム・プロモーターとフレディ・ローチ・トレーナーは次戦での世界挑戦にゴー・サインを出した。敗れたデラ・ローサは27戦23勝(13KO)4敗1分。
プロ・アマの師に囲まれて
アンダーカードに出場した元世界2階級制覇王者ブライアン・ビロリア(比/米)はホセ・アルフレド・スニガ(メキシコ)に左ボディブローを見舞い5回KO勝ち、スーパーミドル級の世界上位ランカー、ロベルト・ラミレス(メキシコ)はジュニア・タリピュー(ニュージーランド/豪)に初回1分58秒でTKO勝ちを収めている。118秒の間に3度のダウンを奪う圧勝だった。23歳の長身サウスポー、ラミレスは29戦全勝(23KO)。
また、12年ロンドン五輪金メダリストのイーゴリ・メホンツェフ(露)はマイク・ミラフエンテ(比)に4回KO勝ちでプロ戦績を4KO勝ちに伸ばした。さらに香港の人気者レックス・ツォー(中国)もリングに上がり、ジョン・バジャワ(インドネシア)に5回TKO勝ちを収めている。
また、12年ロンドン五輪金メダリストのイーゴリ・メホンツェフ(露)はマイク・ミラフエンテ(比)に4回KO勝ちでプロ戦績を4KO勝ちに伸ばした。さらに香港の人気者レックス・ツォー(中国)もリングに上がり、ジョン・バジャワ(インドネシア)に5回TKO勝ちを収めている。