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6日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋フェザー級王座決定戦「WBC世界フェザー級13位・松田直樹(帝拳)VS東洋太平洋同級1位ビンビン・ルフィーノ(比国)」の一戦は、3Rに松田がルフィーノからダウンを奪われるも、右ストレートで4Rに1度、5Rには2度のダウンを松田が奪い返す激しい打撃戦となった。終盤、ルフィーノが巻き返すも、松田がダウンポイントを守り抜き、判定2-1で東洋太平洋フェザー級王座を獲得した。
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強敵ルフィーノを下した松田は、リング上のインタビューで開口一番「アイツ強い!!途中で嫌になって誰かに代わって貰おうかと思った。ガンガン来るから最後は本当に参った。だけど、帝拳は今年やるって決めているんで。今年最初のタイトルマッチ。ここで勝って皆に景気良く行ってもらいたかった。勝てたのは皆さんのお陰です!」とファンに感謝を述べた。
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控室の会見は足の怪我が思わしく無いのか、松田は肩を借りて姿を現した。まず試合を振り返り松田は「強いとは思ったが、本当に強かった。ダウンはボワ〜となって良く分からない感じ。ビビッて下がったらやられるから、前に出なければと思った。右は狙い過ぎた。勝てて良かった」と安堵の表情を見せた。さらに「左を貰わないようにしていた。パンチがあったから貰ったら不味いなと」とルフィーノのパンチを警戒していた事を明かした。疲労困憊の松田は最後に「全てを出して疲れました。こんな感じでは世界はまだ無理。課題が見つかった」と話し、会見を終えた。
3Rにダウンを奪われ危ない場面もあったが、4・5Rに3度のダウンを奪い返し、パッキャオに代表されるフィリピンパワーを下した事実は大きい。ルフィーノを破りフェザー級アジア最強を証明した松田は、世界ランキングもアップするだろう。今回の右足股関節の負傷が、世界へ照準を絞る松田の不安材料とならないことを祈りたい。
3Rにダウンを奪われ危ない場面もあったが、4・5Rに3度のダウンを奪い返し、パッキャオに代表されるフィリピンパワーを下した事実は大きい。ルフィーノを破りフェザー級アジア最強を証明した松田は、世界ランキングもアップするだろう。今回の右足股関節の負傷が、世界へ照準を絞る松田の不安材料とならないことを祈りたい。