内山V1戦は5大メイン

　4日、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)の初防衛戦を含む史上空前のボクシング興行"五大メインイベント"が、5月17日(月)にさいたまスーパーアリーナで開催されることが都内で発表された。
　このなんとも豪華な興行は、メイン�@にWBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ「王者・天海ツナミ(山木)VS同級1位・江畑佳代子(ワタナベ)」が、メイン�Aに東洋太平洋ライト級タイトルマッチ「王者・三垣龍次(M.T)VS同級2位・趙喜在(韓国)」が、メイン�Bに世界ランキングチャレンジマッチ「WBA4位を破り新ランク入り必死のフェルナンド・オティック(比)VS日本スーパーフェザー級1位・福原力也(ワタナベ)」が、メイン�Cに東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ「王者・河野公平(ワタナベ)VS同級13位・殿村雅史(角海老宝石)」が、そしてMAIN OF THE MAINとして、WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ「王者・内山高志(ワタナベ)VS同級12位・アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)」と全てメインの計5試合が行われる。

　この日、諸事情により欠席となった三垣龍次を除く6人の日本人勢が会見を行い、試合に向け意気込みを語った。

WBA女子世界Sフライ級タイトルマッチ10回戦
王者・天海ツナミ(山木)
「江畑さんはキャリアが豊富で強い選手。プロになって初の日本人対決だが、女子を知ってもらういい機会。自分の出せるものをしっかりと出し、チャレンジャーのつもりで戦います」

挑戦者・同級1位
江畑佳代子(ワタナベ)
「1ヶ月前に兄が亡くなりました。その兄のお陰で今までボクシングを続けることができました。兄のためにも全力で戦います。ツナミさんはアグレッシブで元気の良い選手。それに負けないよう、足を使いながらも前に出て、持っているものを出し切りたい」

日本Sフェザー級1位・東洋同級4位・福原力也(ワタナベ)
「毎試合がラストチャンス。内山に少しでも近づきたい。相手のフェルナンド・オティック(WBA世界ライト級4位・元WBAスーパーバンタム級王者ソムサックを4回KOで破った強打者)はパンチ力があるという話なので、燃えてくる。倒して勝ちたい」

東洋太平洋Sフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・河野公平(ワタナベ)
「殿村選手は手数・パンチがあるし、今が伸び盛り。一戦一戦強くなっている。自分もしっかり走りこんでスタミナ・手数で負けないようにしたい。何がなんでも勝ちます!」

挑戦者・同級13位・日本同級6位・殿村雅史(角海老宝石)
「こんなに早く挑戦できるとは思っていなかった。圧倒的不利と言われるもの仕方がない。チャンピオンはキャリア、手数・スタミナが凄い。胸を借りるつもりで頑張ります」

WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者・内山高志(ワタナベ)
「初防衛戦だが、挑戦した時と同じ気持ちで挑みます。今までにない相手(挑戦者グラナドスは身長185cm)だが、ボディが狙いやすいんじゃないかな。(対策について)練習もいつも通り。普通の試合もそうだが、勝つことしか考えていない。これからの強化トレで、ガードや打ったら動くなどの基本を見直していく」

■史上空前5大メインイベント
日時:5/17(月)時間未定
会場:さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ
主催:ワタナベボクシングジム
後援:テレビ東京、報知新聞社
協力:帝拳プロモーション
認定:WBA、OPBF、JBC
放送:テレビ東京系列Gタイム生中継