アンダーカードは賞金マッチ

　9月10日(水)、後楽園ホールで開催される「KAMIKAZE4」日本ヘビー級タイトルマッチのアンダーカード4試合が、賞金マッチになると興行をプロデュースする萩森健一氏より3日に発表された。「アンダーカードから緊張感のある試合を見てもらいたい」(同氏)。
　対象はバンタム級8回戦「久保賢司(角海老宝石)vs佐藤鋼太(協栄)」、ウェルター級8回戦「日本同級8位・坂本大輔(角海老宝石)vs齋藤志朗(ワタナベ)」、58.0kg契約8回戦「日本フェザー級7位・緒方勇希(角海老宝石)vs山田健太郎(全日本パブリック)」、スーパーフライ級10回戦「奈須勇樹(角海老宝石)vs出場」の全4試合で、KO勝ちの場合、2ラウンドまでで30万円、以下4ラウンド20万円、6ラウンド10万円、8ラウンド5万円の賞金が与えられる。
　3日に行われた発表会見では、奈須を除く選手が集結。賞金獲得を目指して意気込みを語った。

久保賢司「佐藤選手とは今年1月に戦い、ドロー判定に終わっている。その後も苦しい試合を経験して僕も進化したので、今度こそ決着をつけたい。もちろんKOを狙います」。
佐藤鋼太「再戦のチャンスを活かしたい。賞金を狙います!」。

坂本大輔「昨年結婚をしたので、30万円を獲って妻を旅行に連れていきたい」。
齋藤志朗「しっかりと打ち合い、ランカー挑戦に結果を出したい」。

緒方勇希「日本王座挑戦からの再起戦となるが、またチャンスをもらえるように意味のある試合にしたい」。
山田健太郎「緒方選手は間違いなく、フェザー級のトップ選手。やるからには全力で戦い、賞金をもらいます」。

　なお、会見に出席しなかった元日本フライ級ランカー、奈須勇樹(角海老宝石)は現在、世界ランカークラスとの対戦を交渉中。奈須は昨年7月の試合を最後にリングから遠ざかっており、2年間限定で復帰を決めたとのことだ。

　また、指名挑戦者の竹原虎辰(緑)を迎え、メインイベントで2度目の防衛戦に臨む日本ヘビー級王者の藤本京太郎(角海老宝石)は、自分の試合に賞金が付かないことに不満を漏らしていた。