京太郎のV2戦は9/10

　日本ヘビー級王者、藤本京太郎(28=角海老宝石)の2度目の防衛戦が9月10日(水)、後楽園ホール開催の「KAMIKAZE4」で行われることが所属ジムより発表された。挑戦者は日本同級1位の竹原虎辰(34=緑)で、藤本は昨年11月の同王座決定戦以来、一度は破った相手と再び拳をかわすこととなった。

　3日、興行をプロデュースする萩森健一氏が都内で発表会見を開き、藤本、竹原のほか、アンダーカードに出場するA級ボクサー6選手が姿を現し、試合に向けて意気込みを語った。今回の8回戦以上の試合は賞金マッチとして行われ、KO勝ちの場合、2ラウンドまでで30万円、以下4ラウンド20万円、6ラウンド10万円、8ラウンド5万円の副賞が与えられる。

　藤本は「最近は良い試合ができず、不甲斐ない気持ちでいる。あらためてボクシングという競技を見つめなおし、試合までの2ヶ月間でしっかりと準備をしたい」と語り、今回のV2戦を元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者、石田順裕(グリーンツダ)とのタイトルをかけた再戦、そして12年の大晦日にOPBF東洋太平洋同級王座決定戦で唯一の黒星を喫した、現OPBF王者ソロモン・ハウモノ(豪)挑戦へのステップアップにしたいとした。

　一方、指名挑戦者の竹原は「若くスピードと足のある選手だが、初回から捕らえに行きたい。必ず勝ちます。自分が次のチャンピオンになることしか考えていません」と決意。約10ヶ月越しのリマッチに闘志を燃やした。