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元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(27=英)が、マニー・パッキャオ(35=比)が持つWBO世界ウェルター級王座への挑戦も視野に入れている。かつてフレディ・ローチ・トレーナー門下でスパーリングもこなしてきた友人同士の対戦は実現するのか。
アミール・カーン
カーンはWBA、WBC世界ウェルター級王者フロイド・メイウェザー(37=米)への挑戦を熱望しているが、王者陣営は相手未定ながら次戦を9月13日に行う方向で調整している。しかし、イスラム教徒のカーンにとって7月下旬まではラマダン(断食)のためトレーニングには不向きなこともあってか、9月の試合を回避したい意向を持っている。そのため11月22日に中国特別行政区マカオでの試合が決まっているパッキャオとの対戦も視野に入れているというわけだ。ただし、カーンはゴールデンボーイ・プロモーションズ傘下で、トップランク社と契約を交わしているパッキャオとの対戦はそう簡単に実現するとも思えない。「ボクシングはビジネスでもあるからね。まずパッキャオを倒し、そして来年5月にメイウェザーと戦う――それが現在の目標だ。パッキャオの最近の3試合を見たけれど、以前とは別人のようだね」と、カーンは勝利はもらったといわんばかりだ。はたしてウルトラCはあるのか。