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[試合結果]2014.6.29

クロフォードVSガンボア

 WBO世界ライト級タイトルマッチ、王者テレンス・クロフォード(26=米)対元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(32=キューバ/米)の12回戦は28日(日本時間29日)、クロフォードの地元、米国ネブラスカ州オマハで行われた。
4度目のダウンで試合終了
○テレンス・クロフォード(米)
 9回2分53秒KO
●ユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)
王座と無敗を守ったクロフォード
 オッズは5対3でクロフォード有利と出ていたが、序盤をリードしたのはガンボアだった。ハンドスピードを利して先手をとり、まずは上々のスタートを切ったようにみえた。試合が大きく動いたのは5回のこと。クロフォードが右をヒットしてダウンを奪ったのだ。
試合スコア
 オマハで開催された42年ぶりの世界戦に集まった1万超の観衆は、地元のヒーローの逆襲にお祭り騒ぎのように湧き立った。これを機に形勢は王者に傾いた。スタンスを左構えに変えるなどしたクロフォードは8回にもダウンを追加、圧倒的優位に立った。9回、最初にチャンスをつかんだのはガンボアだったが、勢い込んで攻めて出たところにクロフォードの左を浴び、この試合3度目のダウンを喫した。それでも立ち上がって再開に応じたガンボアだったが、今度は右アッパーを突き上げられ4度目のダウン。これを見たジェナロ・ロドリゲス・レフェリーはノーカウントで試合をストップ、王者のKO防衛となった。クロフォードは24戦全勝(17KO)。スター選手が揃う中量級戦線の核になる可能性が出てきた。一方、04年アテネ五輪覇者でもあるガンボアは、プロ転向後24戦目にして初の黒星(23勝16KO1敗)となった。
コロボフが全勝対決を制す
 セミではマット・コロボフ(露/米)対ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)の無敗の世界ランカー同士の対決が行われ、コロボフが10回判定勝ちを収めWBOインターコンチネンタル・ミドル級王座を獲得した。7回に2度のダウンを奪って97対91(二者)、96対92の判定をものにしたサウスポーのコロボフは、24戦全勝(14KO)。ウスカテギは23戦22勝(18KO)1敗。

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