コットVSブラッドリー?

　セルヒオ・マルチネス(39=亜)から4度のダウンを奪って10回終了TKO勝ち、WBC世界ミドル級王座を奪ったミゲール・コット(33=プエルトリコ)の次戦の相手として、前WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(30=米)の名前が挙がっている。

　近年、コットは自身の試合を「ミゲール・コット・プロモーションズ」で主催しているが、トップランク(TR)社とも提携している。そのTR社のボブ・アラム・プロモーターは「次戦は12月(6日か13日)、ブラッドリーが有力」とメディアに語った。ただし、ブラッドリーはウェルター級よりも重いウェートで戦った経験がないことから両陣営で“体重調整”の必要があると加えている。また、7月12日にエリスランディ・ララ(キューバ/米)との対戦を控える前WBA、WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)とコットの対戦の可能性にも触れ「対戦があるとしたら来年のシンコ・デ・マヨ(メキシコの戦勝記念日　※15年は5月2日が土曜日)」と話している。 　なお、6月7日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたコット対マルチネスはHBOテレビでペイ・パー・ビュー(有料視聴)放送されたが、その視聴軒数が約35万軒だったことが分かった。12年9月のマルチネス対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)が47万5000軒だったことを考えると少しさびしい数字といえる。アラム氏も「必ずしも芳しい数字とはいえない。でも、470万ドル(約4億8000万円)の入場料収入があったことが救い」と話している。