Dガルシアの相手はサルカ

　WBA、WBC世界スーパーライト級王者ダニー・ガルシア(26=米)の6度目の防衛戦は8月9日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われることになったが、その相手がライト級の中米カリブ王者ロッド・サルカ(31=米)に決まった。

　ガルシアは12年3月にWBC王座を獲得し、4ヵ月後にはアミール・カーン(英)を倒してWBAスーパー王座も手に入れた。昨年9月にはWBCの暫定王者だったルーカス・マティセ(亜)にも勝ったが、今年3月のマウリシオ・エレラ(米)戦では大苦戦、僅差の判定勝ちで辛うじてベルトを守った。28戦全勝(16KO)。挑戦者のサルカは22戦19勝(3KO)3敗。昨年12月、サウル・アルバレスの兄リカルド・アルバレス(メキシコ)に敗れたが、今年4月に再起を果たしている。なお、この日はガルシアと同じ階級のIBF王者レイモント・ピーターソン(米)も出場、ニューヨーク在住のエドガー・サンタナ(プエルトリコ/米)を相手に3度目の防衛戦に臨むことになっている。ピーターソンは35戦32勝(16KO)2敗1分、35歳のサンタナは33戦29勝(20KO)4敗。また、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/独)のスーパー王者昇格にともなって空いたWBA世界ミドル級王座の決定戦も行われることになっている。こちらはガンを克服して戦線復帰を果たしたダニエル・ジェイコブス(米)対ジャーロッド・フレッチャー(豪)というカードが決まっている。