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[試合結果]2014.6.22

ラッセルVSロマチェンコ

 ゲイリー・・ラッセル(26=米)対ワシル・ロマチェンコ(26=ウクライナ)のWBO世界フェザー級王座決定戦は21日(日本時間22日)、 米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。今年3月、ロマチェンコとの防衛戦を前にオルランド・サリド(メキシコ)が体重超過のため失ったベルトを引き継いだのは――。
○ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
 12回判定(2対0)
×ゲイリー・ラッセル(米)
 サウスポー同士の対決はスタートから速いテンポの試合となった。ハンドスピードで勝るラッセルが右ジャブで煽ると、ロマチェンコは打ち終わりに左を合わせるなど技術で抑え込もうとする。早々からみどころ十分の展開になったが、2回には早くもロマチェンコが圧力をかけるパターンに持ち込んだ。緊迫した展開のなかロマチェンコはボディにもパンチを散らし優勢を印象づけた。ラッセルも機を見てプレッシャーをかけ返すが、ロマチェンコは素早く間合いをとるなど高い対応力をみせた。5回、ロマチェンコが上下にパンチを打ち分けるとラッセルの動きがストップ、優劣がより明白になった。続く6回、ラッセルが局面の打開を狙って攻勢に出たが、ロマチェンコは打ち合うことを避けて足を多用するなど冷静に対処した。 7回終盤、ロマチェンコがボディを中心に攻めるとラッセルは窮地に陥り守勢一方に回った。攻守両面で巧みに足をつかうロマチェンコは終盤に入ってもペースダウンすることはなく、スタミナのあるところもアピール。しかし、流すラウンドもあるためポイントは接近しているものと思われた。10回、ややペースの落ちたロマチェンコに対しラッセルは手数で攻め込んだ。ロマチェンコも左のボディを突き刺したり右フックでアゴを跳ね上げるなどやり返し、試合は総力戦の様相に。11回、そして最終回もラッセルが積極的に攻めて出たが、ロマチェンコは効果的なブローで巧みに迎撃、最後は上下の打ち分けでラッセルをダウン寸前に追い込んで戦いを終えた。採点は116対112で二者がロマチェンコを支持、もうひとりは114対114のイーブンだった。
 75年にセンサク・ムアンスリン(タイ)が記録したプロ3戦目での 世界王座獲得に並んだ新王者は、リング上のインタビューで「手数を多くするというゲームプランどおりに戦えた。ボディにも顔面にも手応えのあるパンチを打ちこめたと思う」と答えた。3戦2勝(1KO)1敗。「もっと近い距離で戦う予定だったが、思ったようにできなかった。がっかりしている」と落胆した様子のラッセルは25戦24勝(14KO)1敗。
 セミの前に行われたスーパーウェルター級10回戦では、2階級制覇の実績を持つ前IBF世界ウェルター級王者デボン・アレクサンダー(米)が元世界ランカーのヘスス・ソト・カラス(メキシコ)に10回判定勝ちを収めている。サウスポーのアレクサンダーは足とスピードとテクニックを生かし、圧力をかけて出るカラスをコントロール。相手に致命的なダメージを与えることはできなかったものの着々とポイントを積み重ねていった。カラスはときおり自身も左構えにチェンジするなどして展開の打開を図ったが、アレクサンダーのスピードについていけないまま時間が過ぎていった。最終回、カラスはラフな左右を振って元王者を脅かしたが、大逆転はならなかった。 採点は99対91が二者、もうひとりも97対93でアレクサンダーを支持していた。昨年12月にショーン・ポーター(米)に判定負けを喫してIBF世界ウェルター級王座を失っているアレクサンダーは、再起を飾るとともに戦績を28戦26勝(14KO)2敗に伸ばした。カラスは42戦28勝(18KO)10敗3分1無効試合。昨年12月にキース・サーマン(米)の持つWBA世界ウェルター級暫定王座に挑んで9回TKO負けしたのに続く敗北となった。
 アンダーカードには前WBC世界ライトヘビー級王者チャド・ドーソン(米)が出場した。昨年6月の王座陥落戦以来1年ぶりのリングとなったサウスポーのドーソンは、ジョージ・ブレイデス(米)から初回に2度のダウンを奪ってKO勝ち、再起を果たした。37戦32勝(18KO)3敗2無効試合。ブレイデスは29戦23勝(16KO)6敗。また、元オリンピアン同士の対決となったヘビー級10回戦では、12年ロンドン大会出場のドミニク・ブリージール(米)が04年アテネ大会代表のデビン・バルガス(米)に3回2分26秒TKO勝ちを収めている。ブリージールは11戦全勝(10KO)、バルガスは22戦18勝(7KO)4敗。さらに、この日は前WBA世界ウェルター級王者マルコス・マイダナ(亜)の弟、ファビアン・アンドレ・マイダナ(亜)がウェルター級でプロデビュー戦に臨み、同じくデビュー戦のエディ・ディアスに4回判定勝ちを収めた。

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