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WBO世界スーパーライト級王者ルスラン・プロボドニコフ(30=露)は14日(日本時間15日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで同級13位のクリス・アルギエリ(30=米)を相手に初防衛戦に臨んだ。また、WBO世界スーパーウェルター級王者デメトリアス・アンドレイド(26=米)は指名挑戦者ブライアン・ローズ(29=英)との初防衛戦を行った。
○クリス・アルギエリ(米)
12回判定(2対1)
●ルスラン・プロボドニコフ(露)
○デメトリアス・アンドレイド(米)
7回1分19秒TKO
●ブライアン・ローズ(英)
12回判定(2対1)
●ルスラン・プロボドニコフ(露)
○デメトリアス・アンドレイド(米)
7回1分19秒TKO
●ブライアン・ローズ(英)
試合は初回から大きく動いた。プロボドニコフが2度のダウンを奪ったのだ。6対1で有利とみられていた王者はこれでさらに勢いづいたが、逆に狙いすぎてパンチの数が少なくなり、打つパンチも強振することが多くなった。これに対し危機を脱したアルギエリは10センチの身長差と15センチのリーチ差を生かして徹底したアウトボクシングを敢行。これが功を奏し、じわじわと挽回していった。採点は、ひとりが117対109の大差で王者の勝利を推したが、残る二者が114対112でアルギエリを支持したため新王者誕生となった。
アルギエリは20戦全勝(8KO)、初防衛に失敗したプロボドニコフは26戦23勝(16KO)3敗。
スーパーウェルター級はアンドレイドが初回にダウンを奪って優位に立ち、3回にもダウンを追加して一方的に指名挑戦者を痛めつけていった。鼻を痛めたローズは夥しい出血に見舞われ、7回にセコンドが棄権を申し出て試合は終わった。初防衛に成功した大型サウスポーのアンドレイドは21戦全勝(14KO)、ローズは28戦25勝(7KO)2敗1分。